イーベイが買収した「Qoo10」、商品カテゴリーに応じた販売手数料率に変更
9月以降は商品カテゴリーに応じて販売手数料6%~10%を一律で適用する
総合ECモール「Qoo10」を運営するジオシスは、「Qoo10」の販売手数料率の改定と精算サイクルの短縮を行うと発表した。
現在、販売手数料は3段階のセラーレベル(一般セラー/優秀セラー/パワーセラー)や商品の販売価格に応じて7%~12%に設定している。9月1日以降は商品カテゴリーに応じて6%~10%を一律で適用する。
現在の手数料率は商品の販売価格に応じて、一般セラーが10~12%、優秀セラーは8~10%、パワーセラーは7~9%。
「Qoo10」におけるセラーレベルの基準は以下の通り。
- 一般セラー:新規出店の際に適用される初期レベル
- 優秀セラー:直近12か月の取引金額が100万円以上。前月の取引金額が10万円以上で維持
- パワーセラー:直近12か月の取引金額が500万円以上。前月の取引金額が50万円以上で維持
9月1日からは「パワーセラー」の精算サイクルを「配送完了後7日以降の水曜日」から「配送完了後5日以降の水曜日」に短縮。「一般セラー」と「優秀セラー」の精算サイクルは変更しない。
ジオシス(日本事業)は2018年5月、約190か国でECを展開するイーベイによって買収された。
「Qoo10」(日本事業)はファッションや化粧品、食品、家電、雑貨、日用品、チケットなどを販売している総合ECサイト。ジオシスによると会員数は2017年末時点で960万人、月間ページビュー数は3億4000万PV、出品数は1140万点。
2017年(1~12月)における「Qoo10」の流通額は前年比40%以上増加したという。人気が高いレディースファッションやコスメのカテゴリーに加え、フード(食品)やデジタル(家電、ゲーム、スマホ関連など)、メンズファッションなどのプロモーションを強化したことが流通総額の増加に寄与。フードカテゴリーの流通額は前年比2倍、デジタルカテゴリーは同1.5倍に増えたとしている。
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