ジャストシステムは9月25日、「リターゲティング広告に関する調査」を実施しその結果を公表、20歳代女性の約3割がリターゲティング広告経由で商品購入を経験したことがわかった。CVR(転換率)の向上につながるようだが、一方で、広告主の心証が悪くなるという恐れもあることが浮き彫りとなった。

ECサイトで商品閲覧後に対象商品のリターゲティング広告が表示された場合、20歳代女性の15.3%が「その広告商品を購入、または申し込みをした」と回答。「その広告をクリックし、別の商品を購入した」人も13.5%にのぼる。合計すると、約3割の20歳代女性がリターゲティング広告で、当該商品や類似商品を購入した。

直近3か月間で、「自分の趣味や嗜好に合う商品・サービスの広告表示が頻繁に表示されたとき、どのような行動をとった」かという設問では、17.3%が「広告商品を購入、または申し込みをした」経験があると回答した。また、56.5%がその広告を「クリックをした」経験があると答えている。

ジャストシステムが実施した「リターゲティング広告に関する調査」

さまざまなサイトを訪れに、表示される広告がいつも同じだった場合、「その広告が気になり始める」かを質問。7.7%が「あてはまる」、27.3%が「ややあてはまる」と回答した。3人に1人は、頻繁に同じ広告が表示されると、当該広告を意識し始める傾向があるようだ。

一方、「しつこいと感じる」かについては36.8%が「あてはまる」、36.2%が「ややあてはまる」と回答。「その広告商品のイメージが悪くなる」については17.9%が「あてはまる」、26.7%が「ややあてはまる」と回答している。

コンバージョンに一定の効果があるものの、消費者の心証が悪くなるリスクも伴うことが判明。ジャストシステムは「リターゲティング広告の利用には、工夫が必要と言えそう」と指摘している。

リターゲティング広告の仕組みを理解した前提で、「自分にとって無意味な広告が表示されるより良い」について質問。9.2%が「あてはまる」、36.3%が「ややあてはまる」と回答し、約半数が「自分に関係ない広告表示より良い」と思っていることがわかった。

ただ、「情報が漏れているように感じて嫌な気持ちになる」かについて聞いたところ、「あてはまる」が27.5%、「ややあてはまる」が35.3%と、否定的な印象を持つユーザーも多いことがわかった。

今回の調査は、セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用し、事前調査で「平均して1日に11サイト以上WEBサイトを閲覧している」と回答した10歳代~60歳代の男女1255名を対象に実施した。

詳細な調査結果は、リターゲティング広告に関する調査結果からダウンロードできる。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

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