半数のユーザーが「プッシュ通知が原因でアプリを削除したことがある」
ジャストシステムは3月17日、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『プッシュ通知に関する実態調査』の結果を発表した。
よく開封する通知はどのジャンル?
スマホアプリでおなじみの「プッシュ通知」は、自動で通知してくれる便利な機能なので、「プッシュ機能はすべてオフにしている」というユーザーは6.9%と少数。多くのユーザーが「すべてオンにしている」(15.5%)か、「アプリごとに通知のオン/オフを使い分けている」(70.5%)と回答した。
1日あたり何件のプッシュ通知のを受け取っているかは「20件以下」が85.1%。
どんなジャンルのプッシュ通知を頻繁に開封しているかという質問に対対しては、1位が「SNS」(42.3%)、次いで「ゲーム」(19.2%)、「ニュース」(15.6%)、「フリマアプリ」(10.0%)という結果だった。
SNSアプリについて、年代・ジャンル別のデータを見ると、「SNSアプリのプッシュ通知を頻繁に開封する」と答えたのは、10代男性の60.2%、10代女性の57.8%、20代女性の60.2%。昨今の流行を反映していた。
通知を確認するのは夜と昼
プッシュ通知を確認するタイミングについては、「内容によってはすぐ見るが、後でまとめて見ることが多い」(57.1%)、「内容にかかわらず後でまとめて見ることが多い」(15.3%)と、後でまとめて見るユーザーが多数だった。
では、どんな時に確認するのか、という質問に対しては、半数以上が「夕食から就寝までの間」(53.1%)。次いで「昼の休憩時」が49.0%だった。
「メリットがわかりやすい通知」は開封されやすい
どんな内容の通知が開封しやすいか、という質問に対しては、「内容やメリットがわかりやすい通知」という回答が多数を占めた。
アプリのアイコン上に数字で表示される「アイコンバッジ型プッシュ通知」については、半数以上が「件数をゼロにしたくて開封してしまう」(55.2%)と回答したが、「件数がたまり過ぎてもはや気にならない」と答えたユーザーも9.9%いた。
なお、「これまで最大で何件の通知がたまったことがあるか」という質問には7割が「50個まで」だったが、「1,000個以上」も6.7%いた。
ユーザーの半数はプッシュ通知が原因でアプリを削除したことがある
「1日に何10件もプッシュ通知が来ると見る気が失せてしまう」「毎日同じ更新タイミングにくるプッシュ通知は内容を見ないことが多い」「大量のプッシュ通知が原因でアプリを削除したことがある」という選択肢に「あてはまる・ややあてはまる」と回答したユーザーが多かった。
集計データは https://marketing-rc.com/report/ から無料でダウンロードできる。
調査概要
株式会社ジャストシステムのセルフ型ネットリサーチ「Fastask(ファストアスク)」でのアンケート調査。
調査期間:2016年3月10日(木)~3月15日(火)
調査対象:スマートフォンを所有する10代~50代の男性500名、女性500名の計1,000名