ECの翌日配送「必要」は39%、「不要」は30%。送料値上げ「条件付きで容認」が6割

EC利用経験者に商品の翌日配送(サービスによっては即日)について聞いたところ、「必要」と答えた人は39.4%、「どちらともいえない」と答えた人は30.1%、「不要」と答えた人は30.5%だった

石居 岳

2019年12月20日 12:00

ジャストシステムは12月19日、「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2019年11月度)」の結果を発表した。

スピード配送、送料値上げについて

EC利用経験者に商品の翌日配送(サービスによっては即日)について聞いたところ、「必要」と答えた人は39.4%、「どちらともいえない」と答えた人は30.1%、「不要」と答えた人は30.5%だった。

「必要」と答えた人を年代別に見てみると、10代(62.5%)、20代(55.1%)、30代(41.7%)、40代(30.1%)、50代(33.3%)、60代(25.8%)。割合が最も高いのは10代で、6割以上が「必要」と考えていた。

ECの利用経験がある人に、ECの送料値上げについて聞いたところ、「一切許容できない」人は32.8%、「サービスの品質や金額など、条件つきで送料の値上げを許容する」人は62.2%、「無条件で許容する」人は5.8%だった。「一切許容できない」と答えた人を男女別で見てみると、男性が28.7%に対し、女性は36.5%となっている12。

Amazonのブラックフライデーについて

Amazon利用者2019年11月にECサイトで商品購入をした人のうち、2019年11月に開催された日本初となるセール「ブラックフライデー」で「商品を購入した」人は21.7%、「商品を閲覧したが、購入しなかった人」は40.8 %、「商品の閲覧はしていない」人は33.3%、「ブラックフライデーを知らなかった」人は1.9%だった。

Amazonブラックフライデーの利用について
Amazonブラックフライデーの利用について(n=424)

「商品を購入した」人の割合を年代別に見ると、10代(28.1%)、20代(32.1%)、30代(29.3%)、40代(22.5%)、50代(13.2%)、60代(14.3%)だった。「ブラックフライデー」を最も利用したのは20代だったことが分かった。

ブラックフライデーを認知していたAmazon利用者のうち、今後もブラックフライデーを「ぜひ開催してほしい」と回答した人は37.2%、「開催してほしい」人は29.1%で、あわせて66.3%と6割を超えている。

調査概要

  • 調査期間:2019年11月26日(火)~2019年11月30日(土)
  • 調査対象:Fastaskのモニタのうち、17歳~69歳の男女1100人
  • 調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査

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