楽天と西友が「楽天西友ネットスーパー」の物流センターを神奈川県横浜市に新設

三井不動産が開発する神奈川・横浜の大型物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク横浜港北」の全フロアを賃借し、両社が協働運営するネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」の新たな物流センターを開設する

石居 岳

2020年1月17日 12:00

楽天と合同会社西友は1月16日、三井不動産が開発する神奈川・横浜の大型物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク横浜港北」の全フロアを賃借し、両社が協働運営するネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」の新たな物流センターを開設すると発表した。

「楽天西友ネットスーパー」の新物流センターは、2020年秋ごろから稼働する予定。

横浜市の物流センターは、延べ床面積約5万平メートルで、数万アイテムを取り扱う。東名高速道路「横浜青葉IC」から約4.6キロ、第三京浜道路「港北IC」から約4.5キロ、首都高速横浜北線「新横浜IC」から約6.3キロに位置し、アクセスに優れた配送拠点となる。

地上4階建ての施設には、効率的な入出庫を可能とするために、トラックバースを1階と3階に設置。スムーズで安全性の高い動線を実現している。

新設する物流センターには、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯で商品の保管ができるよう冷蔵・冷凍庫を完備。倉庫内作業を効率化する搬送設備などの自動化設備を導入している。これにより、オペレーションの効率化、配送エリアの拡大と受注可能件数の増大を図る。

「楽天西友ネットスーパー」は、楽天が有する楽天ID数1億以上の強固な会員基盤やECの知見、西友が実店舗で培ってきた生鮮食品販売などのスーパーマーケット運営ノウハウといった両社の強みを活用しながら協働運営するネットスーパーサービス。

2018年10月に本格稼働したサービスで、生鮮品をはじめとする食品や日用品などを、西友の実店舗、千葉県柏市のネットスーパー専用物流センター、および都内に設置した配送拠点から顧客宅へ配達している。

楽天と西友は、今回の物流センター新設により、ユーザーにさらに利便性の高いサービスを提供し、ネットスーパーのリーディングカンパニーをめざすとしている。

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