オイシックス・ラ・大地と大戸屋が共同でサブスク事業

オイシックス・ラ・大地と大戸屋ホールディングスは、大戸屋の顧客やファンに向け、自宅で大戸屋のメニューを楽しむことができるサブスクリプションサービスを共同で立ち上げるなど、協業を進める

石居 岳

2020年8月18日 11:00

オイシックス・ラ・大地は8月14日、大戸屋ホールディングスと業務提携契約を締結した。

オイラ大地が展開しているサブスクリプション宅配事業は、「Oisix」「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」の3ブランドで展開。全国約36万人(2020年6月時点)の顧客が利用している。

食領域のサブスクリプション事業においては、マーケティングや物流ノウハウを活用した他社とのECの共同事業を2013年から実施。大戸屋の顧客やファンに向け、自宅で大戸屋のメニューを楽しむことができるサブスクリプションサービスを共同で立ち上げるなど、協業を進める。

オイシックス・ラ・大地は大戸屋ホールディングス(HD)と業務提携契約を締結した
オイラ大地と大戸屋HDの業務提携について

両社の強みを生かした共同事業として、大戸屋は家庭向け冷凍総菜・弁当のサブスクリプションサービスを始める。新たな食のサブスクリプションサービスとして、大戸屋店頭および「Oisix」の顧客に販売する。

オイラ大地はOisixの顧客向けに大戸屋プロデュースの商品を販売する。9月初旬に「Oisix」で大戸屋監修のミールキットの展開を予定。第1弾として大戸屋人気メニュー「鶏黒酢あんかけ」を自宅で再現できるミールキットを販売する予定だ。

大戸屋店舗で、「Oisix」とのコラボメニューの提供も開始する。「大戸屋ごはん処」などで、「Oisix」の有機野菜などを用いたコラボメニューの共同開発を予定している。

今後は流通額約30億円規模の事業への成長をめざし、オイラ大地の定期宅配を利用している顧客や大戸屋店舗の利用客が求めるニーズに応えるサービスを構築していく。

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