食品メーカーと共同開発したアマゾン限定商品の販売を開始、アマゾン

メーカーとの共同開発はホビー商品で展開してきたが、食品では初めて

中川 昌俊

2014年11月5日 17:30

アマゾンジャパンは11月4日、コーヒーやお酒など食品メーカーと共同開発したアマゾン限定商品の販売を開始した。従来、アマゾンでは家電やホビー商品などで限定商品を展開してきたが、食品にも範囲を広げた。今後、さまざまなジャンルにアマゾン限定商品の販売が広がっていく可能性もありそうだ。

11月4日に発売されたアマゾン限定商品は4商品。アマゾンユーザーの検索データなどを基にニーズを分析し、それに合った商品開発を行った。

日清シスコとは砂糖不使用のフルーツグラノーラを開発。ジェイウォーターとは卓上型でスペースを取らないウォーターサーバー、伊藤園とはカフェインをカットしたコーヒー、月桂冠とは京都の水と米を100%使用した純米酒を開発した。

アマゾンは2014年10月にナショナルクライアントを対象とした「専門ブランドストア」を始める(参照記事)など、メーカーとの連携を強化している。今後もアマゾンと共同でアマゾン独自商品を開発するメーカーは増えそうだ。

日清シスコがアマゾンと共同開発した砂糖不使用のフルーツグラノーラ
担当編集者のコメント

スーパーやコンビニでは陳列スペースの関係上、売れ筋商品しか置くことができない。そのため、メーカーは商品のテストマーケティングが行いにくい。そうしたことを受け、メーカーはテストマーケティングをネット上の売り場に移しつつある。

なかでもコアなユーザーを多く抱え、販売しやすいアマゾンは最適なテストマーケティングの場だといわれている。

さらにアマゾンでは、販売データだけでなく、検索や購入者データなどの分析も行い、そのデータを商品開発に生かせるのでさらに改善を加えることができる。

今回、食品メーカーがアマゾン限定商品を共同開発し始めたのは、こうしたアマゾンの売り場の存在価値が高まっているためだと思われる。今後、アマゾンはメーカーとの距離をより縮めることで、他にはない商品をそろえ、売り場の魅力を打ち出すことができる。

さらに、収益面でもメーカーから商品開発費用や販促費用などを得ることが考えられる。

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