日本航空グループが始めたECモール「JAL Mall(ジャルモール)」とは
日本航空(JAL)とグループ会社のJALUX(ジャルックス)は5月30日、ECモール「JAL Mall(ジャルモール)」をオープンした。
「JAL Mall」は、JALグループによる通販サービスと、外部企業の出店で構成する。オープン時は約30店のJALグループと外部企業が出店した。
JALグループでは「JALショッピング」「JAL SHOP機内オンラインストア」に加え、新たに立ち上げたJAL公式産地直送オンラインショップ「SORAKARA OTODOKE(ソラカラオトドケ)」が参画。外部企業は、ル・クルーゼ、成城石井、ティファール、フィリップスなどが出店している。
なお、個別展開していた「JALブランドコミュニケーションストア」「JALアグリポートオンラインショップ」の販売品は、「JALショッピング」に集約した。
「JAL Mall」はマイルの活用範囲を拡大する狙いもある。「JMBお得意様番号」でログインして買い物をすると、100円につき1マイルを進呈。JALカードでの支払いは200円につき2マイル、JALカードショッピングマイル・プレミアムに加入の場合は100円につき2マイルを積算するため、100円につき最大3マイルがたまる仕組み。
マイルから交換して使える「JALお買いものポイント」の利用も可能。1000マイル単位で1000ポイントに交換し、1ポイント1円で利用できる。
JALは、約3000万人のJALマイレージバンク(JMB)会員に対して航空以外の日常生活でサービスを提供し、マイルの「ためる」「つかう」領域を拡大する「JALマイルライフ構想」を推進。物販を手がける出店企業の商品を購入できる“買い物の場”を提供し、全店舗でマイルが貯まり、使えるようにした。
航空系企業のECモール進出では1月末、ANAグループがECモール「ANA Mall」を開設。アンファー、九南サービス、ストリーム、成城石井、髙島屋、ツインバード、DINOS CORPORATIN、ドウシシャ、日テレ7、ハースト婦人画報社、リンベル、全日空商事などが出店した。
ANAのマイルがたまる・使えるECモールとして展開。約3800万人のANAマイレージクラブ会員向けに展開している。ECモールは、ANAグループのグループ会社のANA Xが運営を手がけている。