大嶋 喜子[執筆] 3/5 9:00

TSIホールディングスは2月20日、グループの公式オンラインストア「mix.tokyo(ミックスドットトウキョウ)」をリニューアルした。また、これまでブランド単位などで運営していた会員メンバーズサービスを「mix.tokyo members(ミックスドットトウキョウメンバーズ)」に統合。「mix.tokyo」でも利用できるようにした。

TSIホールディングスが展開するブランドは「JILL by JILLSTUART」(ジル バイ ジルスチュアート)、「NANO universe」(ナノ・ユニバース)、「Jack Bunny!!」(ジャックバニー)など多岐にわたる。「mix.tokyo」はTSIホールディングスが運営する34ブランドの公式オンラインストアを集結させたモール型のECサイト。

(左から)「mix.tokyo」トップページ、「mix.tokyo」ブランドトップページ、「mix.tokyo」の独自コンテンツ「m.magazine」
(左から)「mix.tokyo」トップページ、「mix.tokyo」ブランドトップページ、「mix.tokyo」の独自コンテンツ「m.magazine」

顧客はブランドを横断したシームレスな商品購入が可能。「mix.tokyo members」に統一された会員プログラムを活用しながらポイントやパーソナライズされたサービスを利用できる。

会員メンバーズサービスは、全5ステージの会員ランク制度を用いて再設計。「ランクアップしやすいメンバーズサービス」をコンセプトに、これまでよりポイントが貯まりやすく、使いやすい仕組みになったという。

mix.tokyoメンバーズについて

「mix.tokyo」においてはECサイトの体験設計で検証を重ね、直感的に使いやすいデザインと購買導線を重視した設計を採用した。

各ブランドのトップページを充実させているほか、独自コンテンツ「m.magazine(エムドットマガジン)」を配信するなど、ブランド横断型の企画も充実させている。TSIホールディングスは今後も新たなコンテンツの配信、大型プロモーションの展開、サイトの機能拡充を予定している。

リニューアルにあたり、ロゴも刷新。コンセプトも再定義した。ファッションを通じた顧客の楽しさ、オンラインとオフラインをつなぐプラットフォーム、グローバル化などを掲げている。

TSIは2027年2月期を最終年度とした中期経営計画の一環として、ブランド横断での事業最適化と構造改革を進めており、その施策としてオンラインストア基盤の統合を推進している。これに先⽴ち、2024年8⽉には「NANO universe」のオンラインストアを刷新した。

中期経営計画(画像はTSIのIR資料から編集部がキャプチャ)
中期経営計画(画像はTSIのIR資料から編集部がキャプチャ)

TSIは「mix.tokyo」のリニューアルは、Shopifyが提供するEC構築サービス「Shopify」の大規模サイト向けプラン「Shopify Plus」を導入して実施。「Shopify」でのECサイトを支援するR6Bがサポートした。将来的には「Shopify」のPOSシステム「Shopify POS」の導入で実店舗とオンラインの連携を強化、さらに越境ECの展開も視野に入れている。

これまでブランドごとに分散していたECサイトの基盤は一本化され、事業の効率化と顧客接点強化による顧客体験の向上につながっている。在庫管理や顧客データの一元化を進めたことで、運用の効率化を実現し、ブランド間の相互送客も強化される。

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