「里親捜しの自走型保護猫カフェ」でネットショップ店員体験
気になるお店の舞台裏を体験できる「楽天市場の舞台裏体験ツアー」。9月17日には東京・お茶の水にある保護猫カフェ「ネコリパブリック」東京御茶の水店で「1日ネットショップ店員体験ツアー」が行われた。
里親捜しの自走型保護猫カフェ
ネコリパブリックは、2022年2月22日までに日本の猫の殺処分ゼロを目指している「里親捜しの自走型保護猫カフェ」。カフェで保護猫たちの里親探しを行いながら、ビジネスとしても「自走」できることを目指している。
本店は岐阜にあるが、クラウドファンディングで資金を集め、今年5月に東京お茶の水店をオープンした。現在、大阪を含めた3店舗で猫カフェを運営するほか、楽天市場内のネットショップで、爪とぎやトイレ用品、雑貨などを販売している。
「ネコリパブリック1日ネットショップ店員体験ツアー」は、会場である東京お茶の水店の見学に始まり、ネットショップでどんな仕事が行われているかを知り、同店のヒット商品「猫もぐらたたきBOX」を制作し、フリーペーパー「ネコリペーパー」への記事ライティングを体験するといった内容。料金は通常3000円、「猫もぐらたたきBOX」付きで3500円となっている。
当日は8名が参加。はじめにネコリパブリック“首相”河瀬 麻花 代表より、「猫が好き」の一念で人を巻き込んで数々のイベントを実現し、事業を拡大していったネコリパブリックの歴史を説明。将来に向けての新たな事業計画の一端も明かした。
ネットショップでは猫への思いを伝えることや、ネコたちのストーリーを語ることに重きを置いており、猫が好きな人たちに共感してもらい、猫のために「何かしたい」と思っている方に「欲しい」と思ってもらえる商品をあつかいたい(河瀬氏)
「猫もぐらたたきBOX」制作ワークショップ開始
店内の見学を経て、いよいよワークショップ開始。「猫もぐらたたきBOX」を組み立て、猫が顔を出せる窓のまわりに、参加者は思い思いの絵を描いてく。猫もぐらたたきBOXはクラウドファンディングで目標の50万円を上回るおよそ110万円を集めて実現した商品。「猫が0.2秒で虜になる」と話題を集め、ヒット商品になっている。
現在、お茶の水店には40匹弱の猫が暮らしているが、会場になったカフェスペースにいるのは10匹くらい。その他の猫はそれぞれ状態に合わせて別室で暮らしている。
参加者の中には、このお茶の水店から猫を引き取って里親になったというご夫婦も。猫可のマンションに引っ越して、ご主人はボランティアスタッフとしても毎週この店で働いている。
猫がもぐらたたきをする様子をそれぞれ動画で撮影する予定があったが、そちらは時間切れで断念。猫もぐらたたきBOXの推薦文を猫目線で書く作業を経て、イベントは終了した。
気ままに動き回る猫たちに邪魔されてばかりだったが、そこは猫好きが集まっているだけあって、終始和やかな雰囲気だった。
店のコンセプトをお客さまに直接伝える機会はなかなかないので、定期的にやりたいと思います。今後も猫もぐらたたきBOXのような、切り口の変わった独自の商品を作っていけたらいいなと思っています(河瀬氏)
おもしろい商品が生まれ、猫好き同士で集まれる機会に期待したい。