瀧川 正実 2015/10/5 7:30

楽天市場やアマゾンでも始まったハロウィン特集。一般社団法人日本記念日協会によると、2014年のハロウィン市場の規模は推計1100億円だったそうです。コスチュームなどをECで購入するケースが増えているハロウィンシーズン。2014年の検索キーワードの傾向を振り返ってみました。

「ハロウィン」は「バレンタインデー」を抜く市場規模に成長

本題に入る前に……。日本記念日協会によると2014年の主な記念日の市場規模は、

  • バレンタインデー → 約1080億円
  • ホワイトデー → 約730億円
  • ハロウィン → 約1100億円

これは2013年の約1005億円から約9%増ということです。日本記念日協会によると、全国展開する企業のほとんどで「ハロウィン」関連商品を売るようになり、認知度が地方にまで波及したことなどが要因とのことです。

ネット行動分析サービスを提供するヴァリューズは2015年の「ハロウィン」シーズンが始まる前に、「年代別『ハロウィン』検索キーワード<2014年振り返り>」という調査を実施。20~60代の検索キーワードの傾向を明らかにしました。
(ネット行動ログとユーザー属性情報を用いた検索キーワード分析サービス「【eMark+】Keyword Finder」を使用し、2014年9~10月における検索キーワード「ハロウィン」に注目し、その動向を分析)。

また、ヤフーは9月29日に「データから読み解く『ハロウィン』インターネットユーザー動向」を公開しました。

両社のデータから「ハロウィン」のネットユーザーの行動を見ていきます。

ヴァリューズが調査した2014年7~10月の「ハロウィン」の月別検索者数(下図)によると、「ハロウィン」シーズンの9月から、関連キーワードが急上昇していることがわかります。

検索データから読み取るハロウィンのEC対策①
「ハロウィン」の月別検索ユーザー数推移(出典はヴァリューズ

ヤフーのデータ(下図)からは、年々右肩上がりで「ハロウィン」関連のキーワードが上昇していることがわかります。ヤフーによると、「今年も過去同様に検索数の上昇が予想される」ということです。

検索データから読み取るハロウィンのEC対策②
「ハロウィン」関連キーワード検索数推移(出典はヤフーの資料

ヤフーの検索クエリ動向からわかる傾向

検索データから読み取るハロウィンのEC対策③
検索数が急上昇している日に現れた特徴的なキーワード(出典はヤフーの資料

2014年10月1日から2014年11月1日の間、「Yahoo!検索」における全デバイスでの検索データから、「検索数が急上昇している日に現れた特徴的なキーワード」を見ると、いくつかの特徴が浮かび上がります。

10月始めから、10月22日までは「amazon ハロウィン 仮装」「ハロウィン 仮装 楽天」といったショッピングに関するキーワードが上位に並んでいます。

ただ、その傾向に変化が見られるのは中旬以降。

  • 2週間前 → 「イベント検索」が増加
  • 1週間前 → 「地名検索」が増加
  • 3日前 → お菓子関連など「レシピ検索」が増加

といったように変化しています。また、2014年9~10月の急上昇クエリをデバイス別に見ると、次のような特徴が浮かび上がります。

検索データから読み取るハロウィンのEC対策④
2014年9月と10月に急上昇した関連クエリ:トップ10(出典はヤフーの資料
  • パソコン → 通販サイト名とハロウィンキーワードを組み合わせたキーワードが上昇
  • スマホ → 「激安」といったキーワードでハロウィンアイテムの商品を探している/地名関連のものがランクインしている

ちなみに、2014年ハロウィン当日における時間帯別の検索傾向を見ると、スマートフォンでは、6時50分~7時58分の「朝7時台」、9時58分の「10時前」、17時13分以降の「夕方から夜にかけて」の3つのピークがあります。時間を絞ったターゲティング施策を実施すると効果が高いと考えられるということです。

検索データから読み取るハロウィンのEC対策⑤
「ハロウィン」関連キーワード検索数推移(出典はヤフー)

年代別(20~60代)に見る「ハロウィン」の検索行動

20代がよく検索するキーワード

検索データから読み取るハロウィンのEC対策⑥
「ハロウィン」関連 検索キーワード20代(出典はヴァリューズ

「仮装」「コスプレ」「ヘアアレンジ」というキーワードが上位に表示されています。

友人ら大勢でパーティーをしたり、ハロウィンイベントへ参加する準備が伺えます。(ヴァリューズ)

30代がよく検索するキーワード

検索データから読み取るハロウィンのEC対策⑦
「ハロウィン」関連 検索キーワード30代(出典はヴァリューズ

顕著なのは、20代では上位に入っていた「コスプレ「ヘアアレンジ」といったキーワードが、20位以内に入っていないこと。一方、「子供」「イラスト」「レシピ」というキーワードが上位になっています

イラスト」「素材」も検索数が多いことから、手作りなどのヒントにする行動も考えれらます。(ヴァリューズ)

40代がよく検索するキーワード

検索データから読み取るハロウィンのEC対策⑧
「ハロウィン」関連 検索キーワード40代(出典はヴァリューズ

40代は「イラスト」「画像」といったビジネス系のキーワードが目立ちます。また、「お菓子」「折り紙」「ネイル」「パーティー」のキーワードも、他の年代よりも多いようです。

仕事や子供関係など、付き合いも多い年代ならではのおもてなしパーティーが想起できます。(ヴァリューズ)

50代がよく検索するキーワード

検索データから読み取るハロウィンのEC対策⑨
「ハロウィン」関連 検索キーワード50代(出典はヴァリューズ

40代にもあった「ハロウィンとは」に加え、「ハロウィン いつ?」というキーワードも。50代になると、ハロウィン自体の存在を確認するケースが多そうです。

50代は「曲」「はがき」「飾り」「ペーパークラフト」といった、他の年代では上位に見られないキーワードが特徴的です。(ヴァリューズ)

60代がよく検索するキーワード

検索データから読み取るハロウィンのEC対策⑩
「ハロウィン」関連 検索キーワード60代(出典はヴァリューズ

60代で顕著なのが、ハロウィンに関する基礎知識の探索。「ことば」「意味」「ケルト人」など、ハロウィンについての基礎知識を検索している傾向が高いです。

流入元のLPサイトトップ10

検索データから読み取るハロウィンのEC対策⑪

検索後の流入サイトを調べたところ、EC系でトップは楽天市場のハロウィン特集。続いて、ドン・キホーテのECサイトが続いています。ただ、上位を見てみると、それほどECサイトへ流入されている様子は伺えないようです。

特に「NAVERまとめ」が強く、15位内に3コンテンツもハロウィン関連のコンテンツが入っています。

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