瀧川 正実 2016/2/19 6:00

「商品購入を検討するきっかけ」「商品購入の決め手」になったメディアは、やっぱりメールだった――エクスペリアンジャパンが2月16日に発表した「メール&クロスチャネルユーザー動向調査2016」から、こんな消費者行動が明らかになった。

「企業からの情報収集・検討・購入のきっかけとなるメディア」を聞いたところ、「20代以下」「30~40代」「50代以上」の年代でメールが1位。「30~40代」「50代以上」では50%以上では、メールが商品購入の決め手、購入検討のきっかけになったと回答している。

20代以下でも商品購入の決め手、購入検討のきっかけになったのはメールがトップ。この年代では、購入のきっかけ、決め手ともにLINE、Twitterの寄与度も大きいのが特徴。LINEが決め手になったユーザーは19.8%、Twitterは32.8%となっている。

「30~40代」「50代以上」の10%以上は、LINEからの情報収集が商品購入の決め手になったと回答している。

「商品購入の決め手」はメールが1位、20代以下ではLINEとTwitterの影響度が高い、エクスペリアンジャパン調査
情報収集、検討、購入のきっかけとなるメディア・年代別

エクスペリアンジャパンは、こうした傾向を踏まえて次のように指摘した。

20代以下のユーザー層に対しては、LINE、Twitterでのアプローチも効果が期待できる。

「企業からの情報取得・閲覧に利用するメディアの割合」のトップはメールで95.4%。2014年調査よりも6.5ポイント増えた。

注目したいのがLINEの上昇。2015年調査では68.0%で、2014年と比べると31.0ポイント増となっている。

情報取得・閲覧に利用するメディアの割合・年代別

エクスペリアンジャパンは次のようにコメント。

LINEの伸びは顕著。自社のユーザーの年代によってはメールに加えてLINE対策も視野に入れるべきだろう。

調査概要

  • 調査主体:エクスペリアンジャパン(マクロミルモニタを利用)
  • 調査対象者:全国、10~60代の男女、スマートフォンを保有して1年以上経過している人
  • 調査手法:インターネットによるアンケート調査
  • 調査実施期間:2016年1月14日~17日
  • サンプル数:416サンプル(15~19歳、20~29歳、30~39歳、40~49歳、50~59歳、60~69歳×男女にて均等割付)
  • 設問数:30問
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