渡部 和章 2018/3/15 8:00

美容健康商品の通販ブランド「fracora(フラコラ)」を展開する協和は3月13日、ザッパラスが運営する女性向けメディア「wotopi(ウートピ)」の運営権と営業権を取得したと発表した。

「fracora」との相乗効果を発揮できると判断した。

2社は事業譲受契約を2月28日に締結し、協和は3月1日から「wotopi」の営業をスタートした。

「wotopi」は、「20代よりワンランク上をめざすアラサー女性の“次のステージ”を応援する情報サイト」。ワークスタイルやライフスタイル、美容・コスメ、健康、ファッションといったカテゴリーの記事を掲載している。化粧品やスキンケアに関する記事もある。月間ユーザー数は2015年11月時点で200万人。

協和が3月1日から運営を始めた「wotopi」

協和が3月1日から運営を始めた「wotopi」(画像は編集部がキャプチャ)

協和は「wotopi」を活用し、Webメディアから通販サイトへユーザーを誘導することなどが考えられる。

協和は健康食品や美容ドリンク、スキンケア化粧品などを通販サイトやドラッグストア、薬局などで販売している。1985年に通販事業を開始した。エイジングケアブランド「フラコラ」は2004年発売。2018年1月期の全社売上高は189億円。

美容・健康商材のマーケティング環境を巡っては、Googleが2017年末にかけて実施した、グーグル検索における「医療」「健康」関連ページの評価方法の改善が大きな影響を与えている。

信頼姓が高く有益な情報を上位表示されやすくするアップデートで、美容・健康ジャンルに携わるEC関係者からは「アフィリエイトサイトの検索順位が軒並み下がり、アフィリエイトに変わる販促手段を考えなければならない」といった声があがっている。

こうした動きを受け、美容・健康ジャンルに携わるEC事業者は、オウンドメディアの運営やインフルエンサーマーケティングなどに着手する動きが増えているという。

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