ヤフーが10月にスタートする予定の「PayPayモール」(決済サービス「PayPay」利用者向けプレミアムモール)に、アスクルの「LOHACO」が出店する。

新規顧客の獲得、「LOHACO」オリジナル商品の認知拡大と拡販などで売上高拡大、BtoC事業の収益改善につなげるのが狙い。

アスクルの2019年5月期連結決算における「BtoC事業」の営業損益は92億円の赤字。2020年は「LOHACO」の大幅な収益改善などで64億円まで営業赤字を減らす見通し。

売上総利益率向上施策として、アスクルは化粧品・健康食品・酒類といった戦略的に強化している。「PayPayモール」では化粧品・健康食品・酒類のキャンペーンを実施予定。日用品、食品、キッチン用品などの「LOHACO」オリジナル商品の投入スピードを加速させる。

ヤフーが10月にスタートする予定の「PayPayモール」(決済サービス「PayPay」利用者向けプレミアムモール)に、アスクルの「LOHACO」が出店
「PayPayモール」に出店する狙い(アスクルの決算説明会資料からキャプチャ)

「PayPayモール」は「Yahoo!ショッピング」上位の優良店、上場企業や一定の年商規模がある大企業が出店できるECモール。売り上げに対する手数料は3パーセント。「PayPay」利用者のショッピング利用を促進する狙いがある。

出店ストアの商品は「PayPayモール」だけでなく、「Yahoo!ショッピング」内の検索結果にも掲載される。「Yahoo!ショッピング」への出店有無は問わない。

「PayPay」モールの目玉店舗として、子会社化を進めているZOZOの「ZOZOTOWN」が出店する予定。

なお、ヤフーとアスクルでは「LOHACO」事業の譲渡に端を発した対立が表面化。ヤフーやプラスら大株主は、創業者で当時社長だった岩田彰一郎氏の退任を求め、8月2日開催の定時株主総会で再任反対の議決権を行使。岩田氏はアスクルの社長から退いたものの、アスクルの新社長に就いた吉岡晃氏は、岩田氏退陣前から求めてきた資本提携の解消をヤフー側に継続して求めていく考えを表明している。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

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