デジタルマーケ支援のリンクルがメディアハウスHD傘下へ。制作からプロモーションまで一気通貫型のデジタル支援体制を拡充

中小・ベンチャー企業を中心にデジタルマーケティングを支援してきたリンクルと、制作からプロモーションまでの一気通貫型支援の拡充と顧客基盤の拡大をめざすメディアハウスホールディングスの考えが一致。リンクルはメディアハウスホールディングス傘下に入ることを決めた

瀧川 正実

2019年12月10日 10:00

Web広告の運用代行などを手がけるリンクルは12月9日、リクルートのトップパートナーで人材採用支援事業や広告関連事業などを手がけるメディアハウスホールディングスの傘下に入った。

リンクルは発行済み株式の全株式を、12月9日付でメディアハウスホールディングスへ譲渡。メディアハウスホールディングスの完全子会社となる。

リンクルはリクルート出身の川崎祐一社長が2011年に設立。リスティング広告の運用代行、DSP、DMP、アフィリエイト広告、レコメンド広告、SNS広告などインターネット広告の運用、Web解析、クリエイティブ制作、インハウス・リスティング構築などを手がけ、EC向け支援にも強い。3年連続で「Google AdWords Excellent Performer Award」(Googleが行う代理店表彰制度で、リスティング広告代理店の中からTOP10に選ばれた企業だけが受けられる賞)も受賞している。

メディアハウスホールディングスは制作スタッフ150人超を抱え、人材採用支援事業を軸に数千社の中小・ベンチャー企業を支援してきた実績がある。

中小・ベンチャー企業を中心にデジタルマーケティングを支援してきたリンクルと、制作からプロモーションまでの一気通貫型支援の拡充と顧客基盤の拡大をめざすメディアハウスホールディングスの考えが一致。リンクルはメディアハウスホールディングス傘下に入ることを決めた。

Web広告で成果を上げるためには、広告の最適化だけでなくホームページや広告向けランディングページ、動画の制作や改善など複合的な対策を求められる。少人数で業務を兼任するような中小企業において、その負担は大きいため実行に移せないケースも多い。制作からプロモーションまでの一気通貫型支援の拡充と顧客基盤の拡大をめざしていきたい。(リンクル川崎祐一社長)

リンクルの川崎祐一社長(写真左)とメディアハウスホールディングスの佐藤大介社長

 

なお、リンクルの川崎社長は代表権のない社長に。代表取締役にはメディアハウスホールディングスの江田通充取締役が就いた。

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