渡部 和章 2020/4/30 10:00

カジュアルウェアのライトオンがEC事業の販路を拡大するため、縮小していたECモールへの出店を進めている。4月にはZOZOが運営するアパレルECサイト「ZOZOTOWN」に再び出店。三井ショッピングパークが運営しているECモール「&mall」への出店も準備している。

カジュアルウェアのライトオンがEC事業の販路を拡大するため、縮小していたECモールへの出店を進めている
ECモールへの出店戦略(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

ライトオンは「実店舗を超える過度なセール訴求」の運用や、低収益性を理由に外部のECモールへの出店を縮小していた。

2019年4月までにZOZOTOWN、Amazon、Yahoo!ショッピング、SHOPLIST.com、MAGASEEK、マルイウェブチャネルから撤退。2020年2月末(2020年8月期・中間期)時点で出店中のECモールは「楽天市場」のみだった。

2019年3月に自社ECサイトをリニューアルし、直近は自社ECを成長戦略の中核と位置付けてきたが、EC事業を拡大するため、今後はECモールにおける問題点の解消を図りながら再出店を進めるという。

集客力のあるECモールから優先的に出店し、 会社としての販路拡大や、オンライン上での露出強化を図るとしている。

今後はECサイトごとの特性を見極めながら、最適な商品構成や情報発信を行うなど戦略的に展開する方針。ZOZOTOWNと&mall以外のECモールにも順次販路を拡大するという。

ライトオンの自社EC強化戦略
自社ECの強化について(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

 

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