良品計画が「Amazon」で「無印良品」の販売をスタート
新型コロナウイルス感染拡大が続く現状、「無印良品」も大部分の店舗で営業を自粛しいる。「Amazon」での販売を開始することで、利便性を向上。新たな顧客の獲得も期待している
「無印良品」を展開する良品計画は5月1日、「Amazon」での商品販売を始めた。スタート時の取り扱い商品は、日用品や収納用品を中心に約250商品。今後、段階的に品ぞろえを拡充する。
新型コロナウイルス感染拡大が続く現状、「無印良品」も大部分の店舗で営業を自粛しいる。「Amazon」での販売を開始することで、利便性を向上。新たな顧客の獲得も期待している。
良品計画はこれまで、商品の成り立ち、素材の背景などをしっかりと伝えるため、「無印良品」店舗、自社ECサイトである「無印良品」ネットストアでの商品販売をメインに展開してきた。
良品計画の2020年2月期におけるEC売上高は、前期比11.2%増の222億3700万円。EC売上高の増収率は2期連続で10%を超えた。良品計画単体の売上高に占めるECの割合(EC化率)は6.8%で、前期よりも0.2ポイント向上している。
EC機能や会員証機能などを備えた専用アプリ「MUJI passport(ムジ・パスポート)」の累計ダウンロード数は、2019年12月末時点で1676万回。1年で336万回増えた。アプリを起点に顧客との関係を強化し、実店舗やECサイトへの集客を図っている。2019年3月から、全店でスタッフのお薦めや地域の情報などを店舗ごとに発信しており、記事数は2020年4月10日時点で4万件に達している。
毎週金曜日に新商品やお得な情報を配信する「週刊MUJI」も展開。毎週10万回以上の閲覧があり、ネットストアへの来店機会も上昇しているとしている。2020年2月期の国内事業における会員客数(店頭とネットストア)は前期比33.3%増だった。
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