瀧川 正実 2014/10/24 12:30

決済代行やコンサルティング事業などのパスが通販・EC市場に参入する。新規事業と位置付け、消費者向けのECと、EC事業者向け商品供給などを手掛ける。2014年12月までにネット通販などを手掛ける企業と合弁会社を設立。EC事業を展開する企業との資本提携や事業提携などを通じ事業拡大につなげる。

化粧品などのPB開発や企画、商品開発、テレビショッピングやネット通販を手掛けるジークスと、合弁会社「株式会社PATHマーケット」を12月に設立する。資本金は5000万円。パスが80%、ジークスが20%を出資する。ジークスは子会社が通販などの事業を手掛け、グループ売上高は約35億円。

「株式会社PATHマーケット」は化粧品などを、インターネットやカタログで販売。ジークスの経営資源を活用し、商品企画や商品調達、OEM受託などを手掛ける。楽天などショッピングモールへの出店、売り上げなどの数値目標は今後詰める。

パスが描くビジネススキーム

パスが描くEC事業のビジネススキーム

パスはECサイトなどの運営事業者向けにオンライン決済サービスを提供している。EC事業者の商材調達や販促支援に関するニーズが高く、今後のEC市場拡大を踏まえてEC事業の新会社を設立することにした。自社でECノウハウを蓄積、商品供給などのEC支援を通じて、本業である決済事業の拡大にもつなげる。

パスは1990年設立。2007年に東証マザーズに上場している。

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