セブン&アイのEC売上(オムニ7)は3.4%増の520億円【2020年度中間期】
セブン&アイ・ホールディングスの2020年3-8月期(中間期)におけるEC売上高は、前年同期比3.4%増の520億2600万円だった。
イトーヨーカドーのEC売上高が増収をけん引したほか、ネットスーパーを除く、すべてのEC売上高が前年同期を上回った。
セブン&アイ・ホールディングスのEC売上高は、グループを横断したECサイト「omni7(オムニ7)」を通じた売上高の合計。ニッセンホールディングスの売上高は含まない。
ブランド別の売上高は、「セブンネットショッピング」が同4.8%増の105億2400万円、食品宅配の「セブンミール」は同3.9%増の119億5900万円、「イトーヨーカドー」は同57.4%増の39億2200万円、イトーヨーカドーの「ネットスーパー」は同8.2%減の186億7200万円だった。
そのほかのEC売上高は、「アカチャンホンポ」が同14.7%増の38億6700万円、「そごう・西武」は同20.6%増の22億6800万円、「ロフト」は同49.1%増の8億1400万円で、それぞれ増収となった。
配送形態は「セブンミール」と「ネットスーパー」は宅配型、それ以外は通販型で展開している。
中間期は前年同期の売上高を上回ったが、通期となる2021年2月期のEC売上高は、前期比2.4%減の979億円を予想している。2020年2月期のEC売上高は、前期比11.4%減の1002億6100万円だった。
なお、グループの傘下企業であるニッセンホールディングスの2020年3-8月期(中間期)の売上高は、前年同期比3.5%増の196億2400万円。売上総利益は同6.5%増の96億5100万円、販売費および一般管理費は同1.7%増の93億2000万円で、営業利益は3億3100万円(前年同期は9900万円の営業損失)だった。
通期となる2021年2月期の業績は、売上高が前期比2.8%増の390億円、営業損失7億円(前期は1億8400万円の営業損失)を予想している。