セブン&アイのEC売上(オムニ7)は3.4%増の520億円【2020年度中間期】

「セブンネットショッピング」が前年同期比4.8%増の105億2400万円、食品宅配の「セブンミール」は同3.9%増の119億5900万円、「イトーヨーカドー」は同57.4%増の39億2200万円、イトーヨーカドーの「ネットスーパー」は同8.2%減の186億7200万円

石居 岳

2020年10月9日 9:00

セブン&アイ・ホールディングスの2020年3-8月期(中間期)におけるEC売上高は、前年同期比3.4%増の520億2600万円だった。

イトーヨーカドーのEC売上高が増収をけん引したほか、ネットスーパーを除く、すべてのEC売上高が前年同期を上回った。

セブン&アイ・ホールディングスのEC売上高は、グループを横断したECサイト「omni7(オムニ7)」を通じた売上高の合計。ニッセンホールディングスの売上高は含まない。

ブランド別の売上高は、「セブンネットショッピング」が同4.8%増の105億2400万円、食品宅配の「セブンミール」は同3.9%増の119億5900万円、「イトーヨーカドー」は同57.4%増の39億2200万円、イトーヨーカドーの「ネットスーパー」は同8.2%減の186億7200万円だった。

そのほかのEC売上高は、「アカチャンホンポ」が同14.7%増の38億6700万円、「そごう・西武」は同20.6%増の22億6800万円、「ロフト」は同49.1%増の8億1400万円で、それぞれ増収となった。

配送形態は「セブンミール」と「ネットスーパー」は宅配型、それ以外は通販型で展開している。

セブン&アイ・ホールディングスの2020年3-8月期(中間期)におけるEC売上高は、前年同期比3.4%増の520億2600万円
中間期と通期のEC売上高について(画像はIR資料からキャプチャ、一部編集部が加工)

中間期は前年同期の売上高を上回ったが、通期となる2021年2月期のEC売上高は、前期比2.4%減の979億円を予想している。2020年2月期のEC売上高は、前期比11.4%減の1002億6100万円だった。

なお、グループの傘下企業であるニッセンホールディングスの2020年3-8月期(中間期)の売上高は、前年同期比3.5%増の196億2400万円。売上総利益は同6.5%増の96億5100万円、販売費および一般管理費は同1.7%増の93億2000万円で、営業利益は3億3100万円(前年同期は9900万円の営業損失)だった。

通期となる2021年2月期の業績は、売上高が前期比2.8%増の390億円、営業損失7億円(前期は1億8400万円の営業損失)を予想している。

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

「声のする方に、進化する。」会社全体最適を目標とするワークマンの「補完型EC」 が実践する「レビューマーケティング3.0」とは? 12月17日 7:00 「所有から利用へ」の潮流をAIで勝ち抜く。事例で学ぶレンタル・リユースビジネスの成功法則とEC構築術 12月16日 7:00 「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 9月22日 8:00 生成AI検索が変える消費者の購買行動。UGC活用でサイト流入を最大化する 9月10日 8:00 ほしい商品が見つからないイライラを解消し、CVRを向上! 検索機能強化と顧客満足度アップを実現するBtoB-ECサイト改善のポイントとは? 9月9日 7:00