ファッション強化進める楽天。PB系は「楽天市場」、セレクト系「Rakuten Fashion」、高級ブランド系は新設の専門サイトに
楽天は10月6日、ファッション通販サイト「Rakuten Fashion」内に、ラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドの商品、その魅力を発信するコンテンツを扱う専門サイト「Rakuten Fashion Luxury」を開設した。
「Rakuten Fashion Luxury」には、LVMHグループ傘下の「Marc Jacobs」「FRED」「KENZO」の3ブランドが参加。アパレルやアクセサリー、化粧品などのアイテムを販売する。
「楽天市場」にはさまざまなアパレルブランドが出店しており、プライベートブランド(PB)は「楽天市場」、セレクト系は「Rakuten Fashion」、デザイナーズ・ラグジュアリー系は「Rakuten Fashion Luxury」といったすみ分けになる。
特化した売り場を作ることで楽天ユーザーの利便性を向上。参加企業に対してはブランドイメージに適した売り場を提供し、さまざまなブランドが参加できる環境を整えた。
「Rakuten Fashion Luxury」は白を基調としたデザインを採用、「シンプルさ」を追求したという。参加ブランドショップが扱う商品のラインアップを紹介するほか、新規参加ブランドショップ、「Rakuten Fashion Luxury」での催しの開催情報、各参加ブランドが取り扱う新商品などを紹介するコンテンツを掲載する。
楽天ユーザーは、「Rakuten Fashion」において、ラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドの商品を含む、広範なファッション関連商品を購入できるようになる。
楽天は2019年9月、三木谷浩史会長兼社長が「楽天市場」におけるファッション関連事業の流通総額について「約6000億円」(当時)と説明。ファッション関連事業者がデジタル面を中心としたソリューションをワンストップで利用でき、付加価値の高いサービスを提供できるようにするプラットフォーム「Rakuten Fashion」の提供をスタートした。「Rakuten Fashion Luxury」の開設もその一環となる。