楽天がファッション領域のデジタル支援構想「Rakuten Fashion」の実現に向け有識者会
楽天は10月15日、ファッション関連事業者をデジタル面を中心にワンストップで支援し、付加価値の高いサービスをユーザーに提供するプラットフォーム構築をめざす構想「Rakuten Fashion」の実現に向け、有識者会を設立すると発表した。
11月1日に設立する有識者会には、エグゼクティブ ファッション クリエイティブディレクターに、GINZA元編集長 中島敏子氏。アドバイザーとして、Numéro TOKYO編集長/ファッション・ディレクター 田中杏子氏、スタイリストの熊谷隆志氏が参加する。
楽天は、有識者会で得たファッション領域の知見やアドバイスを通じて、サイトデザインやユーザーコミュニケーションなどを強化。UI/UXの改善、サービス開発などを含めたプラットフォーム運営に反映していく仕組みの構築を進める。
「Rakuten Fashion」はファッション関連事業者をデジタル面を中心にワンストップで支援し、ファッション領域で付加価値の高いサービスをユーザーに提供するプラットフォーム構築をめざす、楽天の新しい構想。
楽天グループのアセットを活用し、需要予測、受注管理、決済などのシステム、物流フルフィルメントサービス、海外販売支援サービスなど、商品企画・生産から販売までを効率化するデジタルソリューション、ファッション関連事業者がワンストップで利用できるように、オープンなプラットフォームを構築する。
第1弾の取り組みとして、10月1日に「Rakuten BRAND AVENUE」のサイトデザインを一新。サービス名称を「Rakuten Fashion」に変更した。
楽天は9月17日に開いた「Rakuten Fashion Week TOKYO」の記者会見で、ファッション領域の強化を発表。登壇した三木谷浩史会長兼社長は「楽天市場」におけるファッション関連事業の流通総額に言及し、ZOZOの約1.5倍にあたる「約6000億円」(三木谷社長)規模に成長していることを明かしている。