楽天のファッション事業の強化策、スマホアプリ「Rakuten Fashion」を単独提供
楽天は6月30日、ファッション通販サイト「Rakuten Fashion」向け専用スマートフォンアプリの提供を開始した。
「Rakuten Fashion」に参加する1200以上の人気ファッションブランドショップの専用ページを設け、商品を掲載・販売。スマホアプリを使ってファッション通販を楽しみたいユーザーのニーズに対応する。
専用Webサイトと同様、ファッションに特化したキーワードやブランド名での検索機能、価格帯や商品のカラーによる絞り込み機能を実装。ページ移動や操作性をアプリ向けに最適化している。特定の商品やお気に入りブランドのアイテムをスムーズに見つけて、快適に購入したという。
3月にスタートしたWebファッションマガジン「RF mag.」もアプリ内で掲載。ファッション誌「GINZA」元編集長で、「Rakuten Fashion」エグゼクティブファッションクリエイティブディレクターを務める中島敏子氏監修の下、各シーズンのファッション・トレンドに応じた、デザインやアイテム、キーワードなど、さまざまな切り口でファッションに関するコンテンツを発信している。
楽天は2019年10月、ファッション関連事業者がデジタル面を中心としたソリューションをワンストップで利用でき、ユーザーにより付加価値の高いサービスを提供できるようにするプラットフォームとして「Rakuten Fashion」の提供をスタートしている。
楽天は2019年9月に開いた「Rakuten Fashion Week TOKYO」の記者会見で、登壇した三木谷浩史会長兼社長が「楽天市場」におけるファッション関連事業の流通総額に言及。ZOZOの約1.5倍にあたる「約6000億円」(三木谷社長)規模に成長していることを明かした。ZOZOの2019年3月期における商品取扱高は3231億円(前年同期比19.4%増)。2020年3月期は同6.6%増の3450億8500万円。