消費者が選ぶ強いブランドランキングの1位はGoogle、2位にYouTube、3位に「Amazon」。「楽天市場」は32位
日経BPコンサルティングが発表したブランド価値評価プロジェクト「ブランド・ジャパン2024」の調査結果によると、一般生活者編の総合ランキングトップはGoogleで、6年ぶり3度目の首位となった。
2位はYouTube、3位はAmazon、4位はカップヌードル、5位はダイソー。10位以内では7位にLINE、9位にApple、10位にユニクロがランクインしている。
1位のGoogleは、ブランド力の構成要件のうち、イノベーティブ(革新性)とコンビニエント(利便性)の評価が高い。イノベーティブランキングでは2位、コンビニエントランキングでは3位。さらに「かっこいい・スタイリッシュ」の評価が高まった。
2位のYouTubeは、信頼できる情報源を優先的に表示するようにして、提供する情報する信頼性を高めている。フレンドリー(親近性)、アウトスタンディング(卓越性)、イノベーティブの各指標でスコアが上昇した。
3位のAmazonでは、ブラックフライデーへの注目度が年々上昇。再配達問題に対しては宅配ロッカーである「Amazon Habロッカー」での対応を進めている。
「総合力」ランキング上位100位のうち、小売り関係のランキングを見ると、無印良品が17位、「楽天市場」が32位、ニトリが33位、「Yahoo!」が45位、IKEAが50位、X(旧Twitter)が62位にランクインしている。
「ブランド・ジャパン」は国内で使用されているブランドを一般生活者とビジネス・パーソンが評価する日本最大規模のブランド価値評価調査プロジェクトで、今回調査が24回目。一般生活者編では企業ブランドと製品・サービスブランド合わせて1000ブランドを対象に調査した。
ブランド価値の「総合力」を算出する際、「フレンドリー(親近性)」「コンビニエント(利便性)」「アウトスタンディング(卓越性)」「イノベーティブ(革新性)」の4指標を採用。ビジネス・パーソン編では500の企業ブランドを対象に調査し、ブランド価値の「総合力」を算出する際、「先見力」「人材力」「信用力」「親和力」「活力」の5指標と5つの「企業評価項目」を採用した。