「買い物関連」は50代が最多で33%。購入を意図するキーワードの入力は20代が最多【世代別の検索の特徴まとめ】
eclore(エクロール)が実施した「年代別の情報収集と検索行動」に関する調査によると、「買い物関連の情報」を検索している年代は50歳代が33%で最も多かった。また、商品やサービスの購入を意図するキーワードを使う年代のトップは20歳代だった。調査日は2025年1月7日で、調査人数は1050人。
どのような情報を検索することが多いか年代別に聞いたところ、10歳代では「趣味・娯楽関連」が60%で最も多かった。生活関連や買い物も一定のニーズが見られる。「買い物関連の情報」は19%。20歳代の最多も「趣味・娯楽」で58%。「買い物関連の情報」は23%だった。10歳代、20歳代ともに「仕事関連の情報」は30歳代~60歳代と比べて低い。
30歳代~50歳代の中堅世代では、趣味・娯楽を中心に仕事関連やニュース、買い物など幅広いテーマを検索する傾向がある。30歳代は「趣味・娯楽関連の情報」が54%で最も高く、「生活関連の情報」も35%だった。
40歳代でも「趣味・娯楽関連」が53%と最も多く、次いで「ニュース・トレンド情報」が39%だった。
50歳代も「趣味・娯楽(50%)」が50%と最も多い。続いて「生活関連の情報」(38%)、「買い物関連の情報」「ニュース・トレンド情報」(いずれも33%)だった。「買い物関連の情報」を検索する人は、50歳代が全年代のなかで最も多い。
60歳代以上のシニア層では、60歳代では「生活関連の情報」(49%)を検索する人が最多。仕事や買い物に関する検索の割合はやや低めとなっている。
70歳代以上でも「生活関連の情報」が49%と最も多い。次いで、「趣味・娯楽」(42%)、「ニュース・トレンド情報」(39%)となった。70歳代以上は「ニュース・トレンド情報」が最多で、54%となっている。
検索の際、どのようなキーワードを使うことが多いかを聞いたところ、10歳代〜20歳代は「単語だけ」「具体的な条件検索」が中心。20歳代は購入系のキーワードが多く、ECへの関心が高いことがわかった。
- 10歳代:「単語だけの簡単なキーワード」(30%)と「具体的なニーズを含むキーワード」(31%)の利用率が拮抗している。「質問形式のキーワード」(11%)は、ほかの年代と比べると比較的高い。
20歳代:「単語だけ」(35%)、「具体的なニーズを含むキーワード」(36%)が中心となっている。「商品やサービスの購入を意図するキーワード」(13%)は全世代のなかで最も高く、ECへの積極性が見られる。
30歳代~50歳代は、「単語だけ」「具体的なニーズを含むキーワード」の両方を使い分け、質問形式や比較も織り交ぜるなど多様な検索パターンを持っている。
- 30歳代:「単語だけ」(41%)が最も多く、次いで「具体的なニーズ」(38%)となっている。「商品やサービスの購入を意図するキーワード」は5%と、20歳代と比べて大きく下がっている。
- 40歳代:「具体的なニーズ」が43%と、全年代では最も高い。「単語だけ」は41%となっている。
- 50歳代:「具体的なニーズ」(42%)、「単語だけ」(38%)が多い。「質問形式」は9%で、やや高めとなっている。
60歳代と70歳代以上では、「単語だけ」の検索が強く、70歳代以上では質問形式が増えている。最新トレンド系の検索は少ない。
60歳代:「単語だけ」(42%)が最も多く、次いで「具体的なニーズ」(39%)となっている。「場所や地域に関連するキーワード」(7%)は全世代と比べて高い。
70歳代以上:「単語だけ」(43%)が最も高く、続いて「具体的なニーズ」(25%)の順となっている。「質問形式」(15%)は全年代で最も多い。
調査概要
- 調査日:2025年1月7日
- 調査対象地域:全国
- 調査機関:アイブリッジが提供するアンケートツール「Freeasy」
- 調査方法:オンラインアンケート調査
- 調査人数:1050人(10歳代・20歳代・30歳代・40歳代・50歳代・60歳代・70歳代以上の7区分に分け、それぞれ150人ずつ合計1050人)
- 調査対象:10歳代~70歳代以上の男女
- 調査主体:4300社以上のSEO支援実績を持つサービス「ランクエスト」を提供するeclore
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