渡部 和章 2017/6/8 10:00

気象庁によると今夏(6月~8月)の気温は例年より高くなる見込み。猛暑になればネット通販の売れ筋が、がらりと変わる可能性もある。すでに暑さ対策商品が例年以上にヒットしているEC事業者も登場した。

気象庁が5月24日に発表した「3か月予報」によると、今年6月から8月までの平均気温は全国的に例年より「高い確率」が50%、「例年並みの確率」は30%、「低い確率」は20%となっている。

気象庁の確率予報で「高い確率」が50%を超えると例年より気温が高い見込みとなる。

同庁は「全国的に暖かい空気に覆われやすく、盛夏期には太平洋高気圧が本州付近に張り出しやすいでしょう。このため、向こう3か月の気温は全国的に高い見込みです」としている。

平均気温(3ヶ月)について

Yahoo!ショッピングで「かき氷器」の売上急増

暑さ対策商品のヒットを予感させる動きも目立ち始めた。

「Yahoo!ショッピング」では「かき氷器」の売れ行きが5月時点で前年比300%に急増。例年、かき氷器の売り上げは7月にピークを迎えるが、今年は5月時点で2年前の夏のピークを超えるほどの売れ行きだという。

「Yahoo!ショッピング」では「かき氷器」の売れ行きが5月時点で前年比300%に急増5月は降水量が少なく、晴れの日も多かったため、かき氷器の需要が拡大した可能性がある。6月以降も平年並み以上に暑い日が多くなると予想されていることから、かき氷器の販売に注力する。

2016年は7月1日から4日までの4日間、最高気温が30度を超える猛暑日が続き、ネット通販での売れ行きにも変化が生じた。

ヤフーは「Yahoo!ショッピング」における「梅雨の合間の、真夏並みの暑さで起こった消費動向」(2016年7月1日~3日の速報値)を調査。飲料カテゴリーの取扱高が前年同期比80%増に跳ね上がり、特にノンアルコールビールが同280%増、地ビールは同60%増で推移した。かき氷(氷菓)ジェラートなどの売り上げも大きく伸びた。

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