ヤフーがファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOを買収すると発表した。ZOZOに対しTOB(株式公開買い付け)を実施、連結子会社化する。

ZOZOの創業者で筆頭株主の前澤友作氏は9月12日付で代表取締役、取締役を退任した。なお、ヤフーは前澤氏が所有するZOZOの株式(所有割合36.76%)のうち一部株式(所有割合30.37%)についてTOBに応募する旨の公開買付応募契約を締結している。

ヤフーは発行済み株式の過半の取得をめざしてTOBを実施する。応募価格は1株あたり2620円。最大で約4000億円を投じる予定。

ヤフーはZOZOを傘下に収めることで、ファッションEC分野の強化などを図る。2社が予定している協業策は次の通り。

  • 「ZOZOTOWN」の「PayPayモール」出店
  • ヤフーの検索エンジン、検索結果などのメディア(PCサイトポータルのトップページおよびスマホサイトポータルを含む)から、「ZOZOTOWN」および「PayPayモール」に出店した「ZOZOTOWN」(以下「PPM内ZOZOTOWN」)を通じた「PayPayモール」出店店舗へのユーザー送客
  • PayPay決済、それに付随するサービス導入のための協力
  • 「PPM内ZOZOTOWN」を通じて「PayPayモール」に出店することについてのアパレル企業などへの営業活動
  • 「PayPayモール」出店企業に対する「ZOZOBASE」利用、「ZOZOTOWN」出店に関する営業活動
  • 「ZOZOTOWN」におけるPayPay決済の導入

ZOZOの2019年4~6月期(2020年3月期 第1四半期)における商品取扱高は、前年同期比12.5%増の792億3700万円だった。「ZOZOTOWN」の出店ショップ数は、期末時点で同13.9%増の1297店舗。2019年3月期の商品取扱高は3231億円(前年同期比19.4%増)だった。

ヤフーの物販eコマース取扱高は同8.7%増の1兆9517億円

ヤフーの2019年3月期連結決算によると、「ショッピング事業」の取扱高は前期比22.6%増の7692億円だった。「ショッピング事業」は「Yahoo!ショッピング」とアスクルの日用品通販「LOHACO」、ペット用品ECを手がけるチャームの取扱高を合計したもの。

「ヤフオク!」の取扱高は同1.4%増の8899億円。アスクルのBtoB事業などを合わせた物販のeコマース取扱高は同8.7%増の1兆9517億円。

「Yahoo!トラベル」など物販以外のeコマース取扱高は同26.6%増の3925億円。物販と非物販を合わせたeコマース取扱高は同11.3%増の2兆3442億円だった。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

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