瀧川 正実 2020/11/12 9:00

中国で行われたネット通販の買い物の祭典「独身の日」(W11、ダブルイレブン)キャンペーン。ECプラットフォーム最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)と、「JD.com」運営の直販EC最大手「JD.com」を運営する京東集団の2社合計の2020年の取扱高(GMV)は、前年比62.8%増の7697億元となった。1元15.6円で換算すると日本円ベースは約12兆円。

アリババグループと「JD.com」を運営する京東集団の「独身の日」における取扱高推移(画像は公開資料、提供情報を元に編集部が作成)
アリババグループと「JD.com」を運営する京東集団の「独身の日」における取扱高推移(画像は公開資料、提供情報を元に編集部が作成)

アリババグループの「独身の日」

アリババグループの取扱高は、過去最高となる4982億人民元。伸び率は前年比85.6%増。1元15.6円で換算すると日本円ベースは7兆7719億円となる。

11月11日を「独身の日」キャンペーンとしていたアリババグループでは、2019年は10月21日から予約販売をスタートし、プロモーションやキャンペーンを展開。11月11日当日に予約販売分などを決済していた。

中国で行われたネット通販の買い物の祭典「独身の日」(W11、ダブルイレブン)キャンペーンで、ECプラットフォーム最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)の取扱高(GMV)は、過去最高となる4982億人民元に達した。1元15.6円で換算すると7兆7719億円
過去最高のGMVとなったアリババの「独身の日」(画像はアリババグループが提供)

その運用方法を変更し、今回は決済を2回にわけた。11月1日から3日までの3日間を第1弾キャンペーンとして展開、その期間内の受注は3日までに決済し、商品を配送。第2弾は11月11日に決済した。物流・配送の負担軽減などが目的とされている。

アリババグループの取扱高は、決済サービス「アリペイ」を通じて支払われたアリババグループのECプラットフォームや各種サービスの商品売上の合計、流通取引の総額。支払われた運賃などの物流費用も含む。

海外から中国への越境ECにおける国・地域別GMVランキングでは、日本が1位を獲得。2016年から5年連続1位となる。

84の国と地域から2万6000以上のブランドがアリババのダブルイレブンに参加。海外から中国の消費者に120万の新製品を提供したという。

京東集団の「独身の日」

京東の取扱高は、2715億人民元で前年比32.8%増。1元15.6円で換算すると日本円ベースは4兆2354億円となる。

中国「独身の日」 「JD.com」を運営する京東集団は過去最高の取扱高を記録
「JD.com」を運営する京東集団は過去最高の取扱高を記録(画像は京東集団の公式Weiboから編集部がキャプチャ)

京東の取扱高は11月11日午前0時9分までで2000億人民元。従来は11月1日から11日までの11日間を「独身の日」キャンペーン対象としていたが、2020年は10月21日からキャンペーンとして予約販売をスタート。22日間がキャンペーン対象期間だが、取扱高の対象は予約販売が決済される11月1日から11日までとなる。

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