STORESは11月20日、決済端末の次世代モデル「STORES 決済端末2」の提供を開始した。合わせて「STORES 2025 秋のアップデート」も公開。「STORES 決済端末2」の提供など、利便性向上を目的に各製品をアップデートした。
アップデートの主な内容
STORESは、2025年3月に提供を始めたネットショップ、キャッシュレス決済、POSレジなど、店舗運営に必要なサービスをパッケージ化した「フリープラン」「スタンダードプラン」で30項目以上をアップデートした。
「STORES 決済端末2」の提供はアップデートの1つ。そのほか、「STORES レジ」のiPhone対応、モバイルオーダーの機能追加などを行った。

「決済端末2」の特長
キャッシュレス決済端末の刷新は約10年ぶり。「STORES 決済端末2」の主な機能は、「スタンドアロンモード」と「アプリ連携モード」となっている。
「スタンドアロンモード」では、iPhoneやAndroid端末とのペアリングは不要で、決済端末のみでキャッシュレス決済の受付を完了する。
「アプリ連携モード」では、スマホやタブレットと連携して決済を行うことができる。
「STORES 決済端末2」の提供対象はキャッシュレス決済サービス「STORES 決済」のクレジットカード取り扱い一次審査を通過した加盟店。
販売価格は税込2万7720円。「スタンダードプラン」対象の場合、1店舗1台まで無償提供する。

POSレジアプリはiPhoneでも利用可能に
iPadとインターネット環境で利用できる無料のPOSレジアプリ「STORES レジ」は、iPadだけでなくiPhoneでも利用できる仕様にアップデートした。
ポップアップストアやイベント利用など、持ち運びが求められるシーンや、2台目のレジ端末としてのニーズに応える。
モバイルオーダーは「テーブルオーダー」機能を追加
モバイルオーダーサービス「STORES モバイルオーダー」には、従前の「テイクアウト」機能に加えて、店内注文の「テーブルオーダー」機能を追加。前払い決済と後払い決済に対応する。
「STORES レジ」と連携すると、利用事業者はテイクアウトとテーブルオーダーの売り上げと在庫の一元管理ができる。
アップデートの背景
2025年3月の「フリープラン」「スタンダードプラン」提供以降、利用事業者から寄せられた声をもとに、管理画面の操作性の改良、注文データや顧客情報の一元管理に向けた基盤強化、AI活用によるサポート機能の拡充など、約30項目を超える改善を行った。