STORES、運用プランを30項目以上アップデート。決済端末の次世代モデル「決済端末2」の提供+各機能を改良・強化

2025年3月に開始した新プランを多数アップデートし、利用企業の利便性向上を図っている

大嶋 喜子[執筆]

11月26日 6:00

STORESは11月20日、決済端末の次世代モデル「STORES 決済端末2」の提供を開始した。合わせて「STORES 2025 秋のアップデート」も公開。「STORES 決済端末2」の提供など、利便性向上を目的に各製品をアップデートした。

アップデートの主な内容

STORESは、2025年3月に提供を始めたネットショップ、キャッシュレス決済、POSレジなど、店舗運営に必要なサービスをパッケージ化した「フリープラン」「スタンダードプラン」で30項目以上をアップデートした。

「STORES 決済端末2」の提供はアップデートの1つ。そのほか、「STORES レジ」のiPhone対応、モバイルオーダーの機能追加などを行った。

主なアップデート
主なアップデート

「決済端末2」の特長

キャッシュレス決済端末の刷新は約10年ぶり。「STORES 決済端末2」の主な機能は、「スタンドアロンモード」と「アプリ連携モード」となっている。

「スタンドアロンモード」では、iPhoneやAndroid端末とのペアリングは不要で、決済端末のみでキャッシュレス決済の受付を完了する。

「アプリ連携モード」では、スマホやタブレットと連携して決済を行うことができる。

「STORES 決済端末2」の提供対象はキャッシュレス決済サービス「STORES 決済」のクレジットカード取り扱い一次審査を通過した加盟店。

販売価格は税込2万7720円。「スタンダードプラン」対象の場合、1店舗1台まで無償提供する。

次世代モデル「決済端末2」
次世代モデル「決済端末2」

POSレジアプリはiPhoneでも利用可能に

iPadとインターネット環境で利用できる無料のPOSレジアプリ「STORES レジ」は、iPadだけでなくiPhoneでも利用できる仕様にアップデートした。

ポップアップストアやイベント利用など、持ち運びが求められるシーンや、2台目のレジ端末としてのニーズに応える。

モバイルオーダーは「テーブルオーダー」機能を追加

モバイルオーダーサービス「STORES モバイルオーダー」には、従前の「テイクアウト」機能に加えて、店内注文の「テーブルオーダー」機能を追加。前払い決済と後払い決済に対応する。

「STORES レジ」と連携すると、利用事業者はテイクアウトとテーブルオーダーの売り上げと在庫の一元管理ができる。

アップデートの背景

2025年3月の「フリープラン」「スタンダードプラン」提供以降、利用事業者から寄せられた声をもとに、管理画面の操作性の改良、注文データや顧客情報の一元管理に向けた基盤強化、AI活用によるサポート機能の拡充など、約30項目を超える改善を行った。

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