ZOZOが実施した「店舗でのアパレル購入に関する調査 by ZOZO」によると、約3人に1人が店舗に行く前にオンラインで店舗在庫を確認していることがわかった。「オンラインで在庫確認をした後、店舗で商品を購入した経験がある」と回答した割合は58.1%。主な事前確認方法は「ブランドの公式オンラインストア」「ECモール」などだった。
調査対象は全国の15~69歳の男女480人。調査期間は2025年7月18~23日。
35%がオンラインで店舗の在庫をチェック
洋服や服飾雑貨などのアパレル商品を購入する前にオンラインで店舗の在庫確認をすることがあるかを聞いたところ、「確認する」が35.5%で約3人に1人が事前に店舗在庫の確認している。内訳は「よく確認している」が9.0%、「たまに確認している」が26.5%。
年代別では20代以下の女性が57.5%で、続いて30代男性が53.8%だった。
世代別では、子育て世代(中学生以下の子どもを持つ親・男女)で43.3%(「よく確認している」が13.3%、「たまに確認している」は30.0%の合算)、Z世代(高校生・大学生の男女)は52.5%が「確認する」(「よく確認している」が17.5%、「たまに確認している」が35.0%)と回答している。

「事前にオンラインで在庫確認をする」と答えた回答者のうち、オンラインで在庫確認をした後、店舗で商品を購入した経験があると回答した割合は58.1%。世代別に見ると、子育て世代の男性30代が最も高い78.9%だったという。

多くの人が公式ECサイトやECモールで確認
事前にオンラインで店舗在庫を確認すると答えた回答者に確認方法を聞いたところ、「ブランドの公式オンラインストアで確認する」が最も多かった。全体では73.4%、子育て世代では82.0%、Z世代では65.2%が支持した。その後に、「ZOZOTOWN」などのECモールでの確認が続いた。全体では49.0%、子育て世代では58.2%、Z世代では41.6%が支持した。
ZOZOは「店舗の在庫状況を表示しているブランドの公式オンラインストアやECモールも増えている。それらが活用されている背景もうかがえる」と解説している。
約4人に1人が「店舗での欠品で購入をあきらめた」
オンラインで店舗在庫を事前確認しない回答者に対し、今までにオンライン上で欲しい商品を見つけて来店したものの、店舗に在庫がなくてあきらめたことがあるかを聞いたところ、「よくある」が1.4%、「たまにある」が22.8%で、合計すると24.2%だった。
子育て世代に絞ると、「よくある」が2.5%、「たまにある」が27.9%で合計は30.4%。約3人に1人が欠品を経験していることがわかった。
ZOZOは「子育て世代の方が高い理由として、子ども服は大人と比べサイズ展開が多く、店舗でのサイズ欠品が多いことも要因として考えられる」と推測している。

オンライン上で店舗在庫確認や取り置きができるサービスを知らない回答者のうち、サービスを「活用したい」と答えた割合は子育て世代で41.0%、Z世代で63.8%だった。
調査概要
- 調査方法:アンケート調査(Web回答)
- 調査対象:全国の15~69歳の男女480人
- 調査期間:2025年7月18~23日
- 調査機関:ネオマーケティング