石居 岳 2019/12/18 10:00

ECサイト・通販システムの構築・支援を手がけているエルテックスは12月17日、通信販売に関する「消費者の行動や意識」を集計・分析した調査結果を発表した。通販やEC事業者からの各種情報経路は「Eメール」が72.3%と他のツールを大きく引き離しており、2位は「DM」だった。

通販やEC事業者からの情報経路はメールが72.3%で、この傾向は単一回答でも同様(Eメール、62.1%)。

ECや通販で買った商品の購入先から受け取る情報の「経路」に関して(複数回答)
ECや通販で買った商品の購入先から受け取る情報の「経路」に関して(複数回答)

SNSの「LINE」や「SMS(ショートメッセージ)」がその他ツールとして上位となったが、紙媒体の「DM」が複数・単一双方とも2番手につけており(単一回答の情報を受け取らないは除外)、DMを送付している事業者がいまだに多いことがユーザーの回答数に表れている。

ECや通販で買った商品の購入先から受け取る情報の「経路」に関して(単一回答)
ECや通販で買った商品の購入先から受け取る情報の「経路」に関して(単一回答)

EC専用のアプリに関して聞いたところ、スマホ保有者でEC利用者のECアプリの認知は8割(81.8%)を超えており、インストール済みは約5割(48.7%)となっている。そのうち41.9%が実際に使ったことがあると回答しており、普及はかなり進んできている。

ECのアプリの活用頻度についてたずねた結果、ECアプリ利用者のうち、約64%は「かなり頻繁に使っている」「まあ使っている」と回答している。

EC専用のアプリに関すること(複数回答)
EC専用のアプリに関すること(複数回答)

ECアプリをインストールしているにもかかわらず使っていない理由のトップは「なんとなく」で49.3%だった。アプリ利用者は「ブラウザよりも簡単に買い物に進める」が65.9%、「アプリ内で特典が貯まる」が46.4%、「ブラウザより軽快に動く」が39.1%と続き、便益を感じていることがわかった。

ECアプリをインストールしながら使用していない理由
ECアプリをインストールしながら使用していない理由

調査概要

  • 調査エリア:全国
  • 調査対象者:infoQ by GMO調査パネルを利用
  • 調査方法:ネット方式によるアンケート調査
  • 調査期間:2019年11月30日~12月4日
  • 回収サンプル数:600
  • 調査主体:エルテックス
  • 調査実施機関:楽天リサーチ
     
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