楽天 × 日本郵政 × テンセント × ウォルマート:楽天の2400億円調達で起こることとは【ネッ担まとめ】
日本郵政が楽天に出資というニュースで驚いていたら、テンセントとウォルマートも出資していてさらに驚き。日本のモールも世界的な流れに乗らないと生き残れないのかも。
楽天と日本郵政の提携の裏にテンセントとウォルマートも
携帯大手に激震必至:2400億円調達した楽天の「歴史的提携」 | Foresight
https://www.fsight.jp/articles/-/47803
ヤフーはヤマトと提携して配送強化へ
配送料は全国一律60サイズ382円~、当日配達も提供へ。ヤフーとヤマト運輸が出店者向け「フルフィルメントサービス」を刷新 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8528
ヤフー、4月からECサイトの配送料を全国一律に 打倒アマゾン・楽天へ、業界3位から巻き返し狙う | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2103/10/news147.html
まとめると、
- ヤフーとヤマト運輸は4月1日から、Yahoo!ショッピングとPayPayモール出店店舗向けの「フルフィルメントサービス」で、サイズ別の出店ストア向け全国一律配送料金を開始する
- 地域別、店舗ごとに配送料金が異なっていた料金体系を刷新。ネコポスは179円(税別)、宅急便は382円(税別)からの一律配送料金とする
- 「フルフィルメントサービス」を利用することでEC向け配送サービス「EAZY」でユーザーに配達されるため置き配などに対応できる
配送料金は投函サイズで179円(税別、以下同)、宅急便サイズは382円から。「今回は他社と比較しても競争力がある価格で提供している。市場も意識し、戦える料金に設定した」(ヤマト)、「(全体的に)値下げ感があるとの声が出店者から上がると思う」(ヤフー)と、両社は自信を見せる。
─https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2103/10/news147.html
先週は新生ZHDの記事をピックアップしましたが、今週はヤマトとの連携のニュースです。Amazonと楽天と比較して周回遅れと言われていた配送面がこの提携で改善されてきそうですね。全国一律料金はわかりやすいですし、フルフィルメントサービスを利用することで店舗は「優良配送」対象店舗になり、1配送当たり最大120円キャッシュバックするキャンペーンも行うので一気に拡大しそうです。今後は楽天のように送料無料ラインの統一なども行ってくるかもしれませんね。
メーカーもファンも納得の仕組みが好評
利用者の8割は毎月1万円を課金 キャラクターグッズの“福袋”サブスクが成長している理由:継続率も高い | ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2103/10/news042.html
まとめると、
- 好きなコンテンツやアーティストの完全オリジナルグッズが福袋形式で毎月届く「サプライズボックス」が成長中。価格は送料込みで1万500円、5500円、3500円
- 取り扱っているのはアニメ、キャラクターや、バーチャルYouTuber(VTuber)のグッズで、「手塚オールスターズ」(鉄腕アトムなど)や「うしおととら」などがある
- 商品はマスクケース、ひも付きのブランケット、ミトンやセロハンテープなど。日々使うことで「ユーザーの生活が彩られるようなもの」を意識している
サプライズボックスのサービスには、これまで多数の関連グッズを手掛けてきたサンリオや手塚プロダクションも参加している。サブスクリプションサービスという新しいビジネスモデルに可能性を感じており、販路を広げたいという狙いがある。また、一般的にキャラクターグッズはどの程度売れるか事前に読み切れないところがあるが、同サービスならば定期的な収入が見込めるというメリットもある。
キャラクターグッズを作る方も買う方にもメリットがある、「福袋式」のサブスクサービスが伸びています。サブスクの契約者=売れる数なので在庫リスクも少なく、買う方も日常的に使えるグッズが毎月届くので、好きなキャラに囲まれるメリットがあります。関連記事にもあるようにルーチンで買っているものや、どれだけあっても困らない自分が好きなキャラなどはサブスクに向いていそうです。
関連記事
- 月額7800円で駅そば・パン食べ放題 小田急電鉄が新サブスクを発表:生花も月5回まで | ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2103/09/news122.html
EC全般
「ぶっちゃけShopifyってどう?」Shopifyアプリでヒット飛ばすハックルベリー安藤CEOに聞く | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/3267
Shopifyを知り尽くした安藤さんのコメントがとっても参考になります。
「BASE(ベイス)」のネットショップ開設数が140万ショップを突破 ネットショップ開設実績で4年連続 No.1にも選出 | BASE, Inc.
https://binc.jp/press-room/news/press-release/pr_20210305
「Makeshop」、9年連続で年間総流通額がカートASP業界トップ 2020年は前年比135%の2343億円に | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/3265
引き続きカートのサービスが伸びていますね。
悪質な通販・ECの「定期購入」は厳罰化へ。誤認表示への直罰規定、申し込みの取り消し認める制度の創設など | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8515
マクロフューチャー株式会社に対する景品表示法に基づく措置命令について | 消費者庁
https://www.caa.go.jp/notice/entry/023248/
次亜塩素酸水の販売事業者3社に対する景品表示法に基づく措置命令について | 消費者庁
https://www.caa.go.jp/notice/entry/023388/
悪質な通販関連の記事を3つ。売れればそれでいいという時代は終わっているのですが、なかなかなくならないですね……。
Amazonがネットスーパーの対象を拡大。バローホールディングスの出店で東海地方でも展開 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8523
東海地方の人は「バローが!」と思っているはず。チャンスがあれば利用してみたいサービス。
売れる鉄則はありますか?「必勝法はありません」。「卒塔婆屋さん」が語る「改善の継続」が導いた自社EC成功の秘訣 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8494
お客様の声を聴き続け、すぐに反映させることが重要なんですね。
Facebook、イギリスでショッピング機能「Shop」立ち上げ | eコマースコンバージョンラボ
https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/69581
冒頭の楽天の記事と関連して。Facebookの動きも押さえておきましょう。
若年層を中心にDMを受け入れる意識が向上/1年前に比べ「開封割合が増えた」【トッパンフォームズ調査】 | MarkeZine
https://markezine.jp/article/detail/35677
デジタルが当たり前の世代には、自分宛ての郵便物が届くのが新鮮なんですよね。
EC運営で改善したいのは「新規顧客数増加」「ショップ更新」【カラーミーショップ調査】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8517
月商ごとのデータが参考になります。将来的に何が問題になるのかを把握しておきましょう。
今週の名言
地球上には市場が無限にありますから、歩いて歩いて行動。行動して発見したら、そこにマーケットがありますから。大丈夫です。
─スズキ代表取締役会長 鈴木 修氏
ビジネス特集 人に愛される力と人を愛する力 歴代担当記者が見た「修さん」 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210309/k10012905061000.html
問答無用の説得力。新規顧客獲得が課題と思なら、歩いて歩いて行動あるのみ。
筆者出版情報
「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法
森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税
この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!
まとめると、
この記事で気にしておきたいのは引用した部分です。楽天と日本郵政の提携によって、配送、モバイル、金融で両者にメリットがあるのは当然。世界的な巨大企業の動きに同調して新しいプラットフォームの構築に動き出したことがポイントです。コロナで一気にデジタル化した世の中で、リアルとの融合も一気に進みましたよね。国内だけで争っているとこの流れに取り残されるので、今後の楽天の動きに注目です。
関連記事
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1311682.html