やらせレビュー、注文履歴流出には文書回答。アドフラウドには自ら全額補償。Amazonの対応に賛否【ネッ担まとめ】
Amazonの注文履歴や住所が流出しましたが、ユーザーへの情報開示はほんのわずか。対応に不満の声が上がっています。やらせレビュー対策も気になります。
Amazonは便利だけど心配も……
WEB特集 潜入取材!中国やらせレビュー工場 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191002/k10012108791000.html
Amazonユーザーが震え上がった「注文履歴流出騒動」の恐ろしさ 解消報道後も「不誠実」と怒りの声やまず | ねとらぼ
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1910/03/news111.html
Amazon DSP 、初の アドフラウド に「全額補償」で対応:日本の広告主で 数百万円クラスも | DIGIDAY[日本版]
https://digiday.jp/brands/amazondsp-fraud-compensation/
ECと店頭を理解すると双方伸びる
ECの人に足りないのは「お客様目線」 ECと販売員がうまくやっていく方法を久保田正恵さんに聞いてきた | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/7062
まとめると、
- 現役販売員から見ると、ECの商品説明はお客様目線じゃない。画面からはわからない素材・着心地・伸縮感・フィット感を言葉で補うべき
- 本当に欲しいお客様にちゃんと刺さるように伝えるということが大事
- お客様は店舗でもECでも買ってくれるので、同じような対応をすれば良い
売り場に立っていて、実際にどんな色かとお客様に見せるときに商品がなければECを見せて、これが欲しいと言われたときに、「じゃあ取り寄せましょうか」という話もできるかもしれないし、「ECで買ってもらえますか」という話もできる。もちろん、「ECで買うから今は買わない」と目の前で言われたら、それはショックだなと思うんです。でもそのお客様は、きっとそのお店のお客様になるんですよ。
久保田さんとお話していて感じたのは、目の前のお客さんにどうやって満足してもらうのかをずっと考えているということです。売上をどれだけ上げようとか購入率をどれだけ上げようとか、マーケティング的なことはほとんどありませんでした。接客歴が長いこともありますが、商売の基本ってここだと思うんですよね。
関連記事
- 「買うのはネット、お店は経験の場」 激動の小売業界 “売らない”戦略で売り上げアップの謎 | ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1909/27/news087.html
マーケティングのお手本のような事例
リンガーハットの顧客満足度はなぜ3年連続1位? ちゃんぽんで“ひとり勝ち”のビジネスモデル | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1910/02/news006.html
まとめると、
- リンガーハットは外食チェーンの顧客満足度ランキングで、サイゼリヤやスシローなどを抑えて3年連続1位
- リンガーハットは「安心・安全」の取り組みを強化し、フードコートに来る子連れの主婦層をターゲットにしている
- 公式Webサイトでお客さまアンケートを設置し、回答者全員に当たるクーポンを発行している
<リンガーハットのマルチターゲット戦略例>
麺増量無料=サラリーマンや学生層
国産原材料=OLやファミリー層
ちびっこセット=ファミリー層
野菜の量=健康志向層
低糖質麺=ダイエット層──中略──
幅広い顧客層=マルチターゲットに対して、それぞれのニーズを満たす商品をしっかりと研究し、顧客の声を真摯に受け止めていく企業姿勢。そして、これらの商品企画をしっかりとしたクオリティーで提供する為のオペレーション構築や技術開発が、リンガーハットが3年連続で顧客満足度1位を獲得している理由と言えます。
読めば読むほど納得してしまう記事です。確かにリンガーハットっていろんな層のお客さんがいるんですよね。ラーメン屋のようにガッツリ食べたい人だけが集まるわけではないので、お客様の声を広く集めて反映させているのも素晴らしいですね。
EC全般
今求められるSEOとは? 検索ユーザーの評価を高めるA/Bテストのススメ | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2019/10/02/33633
500万の検索結果を分析した結果、自然検索のクリック率についてわかった10の事実 | SEO Japan
https://www.seojapan.com/blog/we-analyzed-5-million-google-search-results-heres-what-we-learned-about-organic-click-through-rate
SEO関連の記事を2つ。SEOはGoogle上での接客と考えると上手くいきます。
報道発表資料:平成30年度 宅配便取扱実績について | 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000195.html
「平成30年度の宅配便取扱個数は、43億701万個で、前年度と比較して5568万個・約1.3%の増加」です。
大手ECモールの今夏のセールは、楽天スーパーセールが30%、Amazon Primeが24%が利用 | eコマースコンバージョンラボ
https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/63048
男性は「Amazon Prime Day」、女性は「楽天スーパーセール」。わかる気がします。
セブン-イレブンでメルカリ用の梱包資材、販売スタート | ケータイ Watch
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1210693.html
メルカリは草の根活動的なことを継続中。
新登場の“あんぱん“はサブウェイを救う? 苦戦が続く原因から読み解く | ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1910/01/news069.html
リンガーハットの記事と関連して。ヘルシー路線だけではやっていけなくなってどう変化しているのか。というお話です。
製造委託先から訴えられた「空調服」はいかにして自社商品を守ったか | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6839
知的財産の保護はマーケティングに必要不可欠になってきましたね。
今週の名言
「俺のことはほっといてくれ」
「俺のことはほっといてくれ」 QBハウスで思うこと|ジェイ・キャピタル・パートナーズ
https://j-capitalpartners.net/n/n9d80b8d98236
男性の思考はここから始まることが多いはず。記事の最後にもありますが「まだまだここに大きな事業機会があるような」気がしますよね。
筆者出版情報
「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法
森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税
この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!
まとめると、
Amazonはこういったトラブルをずっと抱えています。アドフラウドに関してはAmazon側から代理店に連絡して返金する一方、レビューの不正や注文履歴の流出については「ちゃんとやっています」という趣旨の文書回答のみ。レビューはかなり手が込んでいるというか組織的なもなので対応は難しいかもしれませんが、注文履歴の流出は完全にAmazon側のミスなんですけどね。