「優良誤認」「有利誤認」で健康食品などのEC企業2社に対し表示改善指示、東京都
改善指示を受けたのはECモール上で通販サイトを運営しているトータルプロデューススパイスとトップギアの2社
東京都は11月18日、ショッピングモール上で通販サイトを運営しているトータルプロデューススパイスとトップギアの2社に対し、不当景品類及び不当表示防止法に基づき改善を指示した。痩身効果や美肌効果をうたう健康食品・美容関連など複数商品で不当な表示を行っていた。
トータルプロデューススパイスが運営する通販サイトは「ダイエットand美人・5000円で送料無料!!」。ビッダーズで運営されている。対象商品は「漢宝琥珀痩茶」など6商品。
主な不当表示と問題点は、実際よりも容易に著しい痩身効果が得られるかのように見せかけていた優良誤認、合理的根拠のない通常価格という表示をして実際よりもお得であるかのように見せかけていた有利誤認に当たるとしている。
トップギアの通販サイトは「厳選商品が激安・ジュリエッタ」で、ビッダーズで運営されている。対象商品は「ブラシーマディー」など5商品。
合理的な根拠に基づくものではなく、実際よりも容易に著しい美肌効果が得られるかのように見せかけていた優良誤認、「定価」と表示していたが合理的根拠のない定価を表示し、実際よりもお得であるかのように見せかけていた有利誤認に当たるとしている。
改善指示の内容は、「優良誤認」「有利誤認」に該当する表示について、これらが消費者に誤認を与えるものであった旨を公示すること、今後の防止措置と社内への周知徹底など。
同時に東京都は、モール運営事業者や関係事業者団体に対し、景品表示法および関係法令が遵守されるように、広告・表示の適正化に取り組むこと、表示の根拠となる客観的な事実を確認した上で表示を行うよう各種方策に取り組むことなどを要望した。
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