吉野家が特定保健用食品の牛丼の具を開発、ネット通販などで販売
吉野家は外食チェーンで初めて特定保健用食品の許可を獲得した冷凍牛丼の具「トク牛サラシアプレミアム」を開発し、「吉野家公式通販ショップ」のほか、各ECモール店、イオン、イオンスタイル(北海道・九州・沖縄を除く)で販売を始めた。
「トク牛サラシアプレミアム」は構想から8年、申請から4年を経ての販売となる。冷凍牛丼の具のたれにサラシアエキスのサラシノールを0.5ミリグラム配合。食後、食事から摂取した糖の吸収を減らし、食後の血糖値上昇が緩やかになる有効性、安全性が国によって認められた特定保健用食品として展開する。
吉野家が「食後の血糖値上昇をゆるやかにする」ことに着眼したのは、食後高血糖を気にして丼ものから遠ざかっている消費者に対して、安心して食べられる牛丼を提供したいと考えたため。
脂肪の少ない特別仕様の肉を使い、牛丼のたれにサラシアを配合する過程で工夫を凝らしたという。購入者は吉野家の牛丼をトクホ仕様で食べられる。
なお、サラシアエキスが沈殿している場合があるため、商品の袋をよくふり混ぜて、たれも全て食べてほしいとしている。
「吉野家公式通販ショップ」では「トク牛サラシアプレミアム」をお得に購入できるキャンペーンを期間限定で実施している。
通販では、「トク牛サラシアプレミアム」8袋(税込4860円)、「トク牛サラシアプレミアム」20袋(同1万1556円)、冷凍牛丼の具&「トク牛サラシアプレミアム」8袋(同4142円)の3種類を販売。
吉野野はこれまで、伝統の味を守りながら改良を加えて新たな商品を生み出し、「食生活の改善に役立つ牛丼」の商品開発・販売に取り組んでいる。「食生活の改善に役立つ牛丼」の取り組みとして、1日に必要とされる野菜の量の半分を1度に摂れる「ベジ牛」のほか、「ライザップ牛丼」、機能性表示食品「だしサプリ」などの開発してきた。