AIベースの不正検知・防止ソリューション「Riskified(リスキファイド)」を提供するRiskifiedは5月14日、決済の最適化サービスを手がけるYTGATEと提携したと発表した。EC事業者の決済成功率を向上させ、取引の損失削減の支援を加速する。
提携の狙い
Riskifiedによると、クレジットカード決済の本人認証サービス「EMV 3-Dセキュア(3DS)」の広範かつ非効率な運用によって、本来正しいユーザーの取引も拒否され、多くの事業者が正当な取引を失っているという。
YTGATEとの提携により、「Riskified」のAI駆動型プラットフォームを活用する事業者は、強固な不正保護を維持しながら、より多くの正当な注文を承認できるようになるという。追加認証なしで承認可能な取引を特定することで、不要な3DSの使用を削減し、3DSの「パターン①(加盟店のリスク判断により3DSの認証を行う、追加認証を必要最小限に抑える運用方式)」を含む認証通過取引の増加につなげる。
提携の背景
ECにおける不正が巧妙化しているなか、事業者はリスク管理とともに、高い承認率の維持が必要となっている。Riskifiedは「3DSのような認証ツールは不正の防御層を強化する一方で、過度な適用は正当な取引の損失や決済成功率の低下につながる可能性がある」と指摘。YTGATEとの提携により、国内のEC事業者の決済承認率向上を後押しする。
Riskifiedの特長
Riskifiedが提供する「Riskified」は、加盟店ネットワーク全体の取引データを分析する機械学習モデルを活用し、正当な顧客と不正な活動をリアルタイムで判別する。誤認による取引拒否の削減や認証の最適化を通じて、不正利用からの保護とともに、導入企業の収益機会拡大を支援する。
YTGATEの特長
YTGATEは、不正検知、カゴ落ち防止、決済データ可視化のSaaSソリューション「YTGuard」を提供している。「YTGuard」の導入事業者は、正当な取引がイシュアー(カード発行会社)によって拒否されている箇所や、不必要に認証プロセスへ誘導されている箇所を特定することが可能だ。
また、YTGATEは決済コンサルティングサービスも提供している。事業者に代わりイシュアーと直接連携し、オーソリパフォーマンスの改善を支援している。

