ZOZO、4月から一律徴収の送料を250円→330円に改定、キャンセル可能条件も変更
ZOZOは「お客さまにご負担をお掛けしないよう、送料の維持に努めてまいりましたが、やむを得ず改定いたしますこと、心よりお詫び申し上げます」とメッセージを発している
ファッションECモール「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは4月1日、購入者から一律に徴収する送料を改定、現状の250円(税込)から330円(同)に値上げする。
国際情勢、円安、労働人口減少に伴うコスト上昇、物流2024年問題への対応の必要性を背景に、ZOZOは配送を委託しているヤマト運輸の配送費用の値上げ要請を受け入れた。
4月1日正午以降の受注分から改定を適用。送料改定前に受注した商品は、改定後に発送しても250円(同)で届ける。
送料改定前後に受注した商品は、複数の受注を1つの注文としてまとめて配送する「おまとめ配送」の対象外にする。
4月1日日正午から、受注商品のキャンセル可能条件も変更する。
注文後24時間以内のキャンセルに対応している予約商品・受注生産商品は、「注文後60分以内」に変更。
発送ステータスが「発送準備中」の期間中はキャンセル対応していた通常商品など(予約商品・受注生産商品以外)は、「注文後60分以内かつ発送ステータスが『発送準備中』の期間中」に変更する。
なお、これまで通り「ZOZOUSED」商品・福袋・福箱・コンビニ決済の注文は、キャンセル対象外。変更日時前の注文に関しても、変更日時後は新しい条件を適用する。
併せて、配送期間を長く設定することで複数の注文商品を1つにまとめて配送する「ゆっくり配送」の導入を、2024年3月から導入を検討することを明らかにしていた。
ZOZOは2月、配送費用の値上げによってコストが上昇するため、コスト削減などで収益性を維持すると発表。自社努力による他コストの削減、複数注文を1件の配送にまとめるための「ゆっくり配送」導入、消費者から徴収する送料ポリシーの変更――を検討すると説明していた。
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