森野 誠之 2015/2/24 10:00

今週の要チェックはLINE@のオープン化です。紹介した記事にも書かれているように、販促に特化した到達率の高いサービスなので、ネットショップを運営しているなら使わない手はないですよね。かといってどんどん送りつけてしまうと邪魔でしかないので、他社の動きを参考にしながら導入してみてください。

※記事の難易度を、低い難易度:低から高い難易度:高まで、3段階で示しています。

EC全般

  • 「LINE@」がEC事業者にも解禁! コミュ力が問われるプッシュ通知をあなたはどう使う? | ECzine
    http://eczine.jp/article/detail/1709

    FacebookやTwitterは、『エンゲージメント』を目的に、1日3~5回くらい、頻度高く情報発信していくというやりかたですが、LINE@は『販促』に特化した、到達率の高いサービスです。プッシュ通知は強力な分、必要ない情報が数多く来ればユーザーさんの印象が悪くなります。FacebookやTwitterのような通常の情報発信はタイムラインに流していただいて、ここぞという決めの情報をメッセージで配信していただくのがいいのではないかと思います。

    メルマガ、ソーシャルメディア、LINE、どれが終わったとか始まったではなくて、それぞれの特徴があり、それぞれの活用方法があります。とりあえず発信するのではなく、他社のやり方を研究したり自分でも試したりしながら徐々に進めていきましょう。徐々に結果が付いてくるはずです。 注意点は次の記事。

  • LINE@オープン化の6つの留意点:登録・申請方法と運用 | TKzoe.com
    http://tkzoe.com/line/lineat/open-renewal/

    プレミアムIDや有料プランはBusiness Store(http://business-store.line.me)で購入する必要があります。
    私自身、この工程が最も戸惑いました。PC版やandroid版アプリの管理画面にはリンクが掲載されていますが、iOS版アプリの管理画面にはリンクが掲載されていないので注意が必要です。

    私もこれを読む前にiOSで登録しようとしたので、なかなかできなくなくて悩んでいました。PCと行ったり来たりが面倒ですが、今のうちに登録を。

モール関連

  • ミクシィが再びEC領域に参入、17.6億円でファッションコマース「MUSE&Co.」を買収へ | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/1255

    現在、EC市場ではスマートデバイスでファッションアイテムを購入する消費者が増えている。ミクシィグループが培ったスマートデバイスを軸としたサービス運営の知見などを組み合わせることで、スマホコマースの事業拡大が実現できると判断した。
    「MUSE&Co.」は1500超のファッションブランドと提携。ファッションブランド商品をはじめ、コスメ、雑貨などを、60万人を超える会員登録ユーザーに最大90%オフの特別価格で販売するフラッシュマーケティングを展開している。サービス全体の8割超がスマホからのアクセスという。

    モールではないのですが大規模なECサイトの買収ということでピックアップしました。mixiといえばSNS……というのは遠い昔の話なので、これからはどこにどう進出してくるのが気になります。

カート関連

  • 副業としてウェブショップを経営して1年 | はてな匿名ダイアリー
    http://anond.hatelabo.jp/20150217112304

    ショップが跋扈するオンラインモールに出店しても、家賃(月額利用料)で潰れるだけだ。
    真っ向から勝負を挑んだって、既に出来上がっているシステムを変えることは難しい。
    だから、そういうシステムを避けた場所で新たにシステムを構築するか、あるいは、そういうシステムの構築の薄い場所を狙うほうが楽だと思った。
    ということで後者を選択して、月額使用料の代わりに広告費にお金をかけた。

    「どこに出店するか?」という、ネットショップ業界では常に聞かれる質問に対しての1つの考え方がこれです。どこに出すのかではなくて、どこにお金をかけるのかを考える。出店料なのか広告費なのか人件費なのかそれ以外なのか……。自社の強みなどを考慮して決めていきましょう。

SEO関連

  • モバイル検索ではナレッジグラフは自然検索よりも視線を集める、2・3位のほうが1位よりも長く見られる ? Googleのモバイル検索調査からわかったこと | 海外SEO情報ブログ
    https://www.suzukikenichi.com/blog/mobile-search-study-conducted-by-google/

    最初の検索結果を見て1回少しだけスクロールします。
    すると1位は画面の上に隠れてしまいますが、2位と3位はまだ残っています。

    再び少しだけ2回目のスクロールを実行します。
    すると2位は隠れてしまうものの、3位は依然として残っています。

    こんなわけで、2位と3位は1位よりも長い時間見られるようです。

    これはヒートマップを使っている人には分かりやすいですよね。ファーストビューのちょっと下がよく見られますが、同じことがスマホにも言えます。ただし、これとクリック(タップ)は別物なので、ウェブマスターツールなどで順位とクリック率を確認しましょう。

アクセス解析関連

  • 自分のサイトで「衝動買いユーザー」と「じっくり検討買いユーザー」の行動パターンを把握しておこう | Web担当者Forum
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/02/19/19345

    この[コンバージョン]>[マルチチャネル]レポート群で掛けられるセグメントは普通のセグメント機能のセグメント群とは異なる。「コンバージョン セグメント」という別の機能があり、[コンバージョン]>[マルチチャネル]レポート群の他には、おそらく[集客]>[ソーシャル]>[コンバージョン]レポートにしかないようだ。
    「コンバージョン セグメント」はコンバージョン(購入や目標達成を含む)したユーザーにもともと絞られたうえでのセグメント機能ということだ。

    コンバージョンセグメントは知らない人が多いかもしれませんが、購入したユーザーを細かく分析するには便利な機能です。衝動買い、検討買いのどちらが多いかは感覚的に分かっていてもデータで確認することは少ないはずなので、コンバージョンセグメントを使ってしっかり見ておきたいですね。

SNS関連

  • ソーシャル×オウンドメディアの力でコンテンツを拡散、ファンの心をつかむバランス感覚とは/マンション・ラボ | Web担当者Forum
    http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2015/02/18/19131

    運用では、メディア企業のアカウントとして、リツイートやお気に入りが多いギズモードのTwitterアカウントを参考にしました。始めたばかりのころは、140文字いっぱいでツイートしていましたが、ギズモードのツイートを見て、むしろ記事に関するちょっとしたコメント、ひねったコメントを入れる方が、ユーザーがクリックやリツイートをしたくなることがわかりました。

    ソーシャルメディアを運用したいと思っていても、他の企業のアカウントをしっかり見ている人は意外と少ないです。どうやって使うのか、どうやったら儲かるのかを聞く前に、他の企業のアカウントを調査しておきましょう。公開されているのですから見ない手はないです。

スマホ・タブレット関連

  • 「スマホに“手のひらTSUTAYA”を」、CCCとフリービットがMVNOでの提携戦略を説明 | ITpro
    http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/021900611/

  • 日本交通がファミマでタクシーを呼べるサービス、都内20店舗で | ITpro
    http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/021300526/

  • 東急ハンズアプリ オフラインからオンラインへ3つの狙い | ASCII.jp
    http://ascii.jp/elem/000/000/972/972922/

    スマホという接点の取り合いが始まっていますね。スマホそのものなのか、コンビニなのか、実店舗なのか、ユーザーがスマホを手にしやすい場所とタイミングを狙った動きが活発です。売り方や伝え方を考えるよりもつながり方を考える時代です。

売上アップのヒント

  • 高田前社長が明かす 私が社長を退いた理由「ジャパネットは家族的。でも企業は仲良し集団ではダメ」 | Business Media 誠http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1502/20/news043.html

    若い社員には、過去はもちろん将来にとらわれるなと言いたいですね。今日やれば、明日が変わる。何か結果を出すには、一日一日、積み上げるしかない。瞬間瞬間を妥協なく生きる-それが死ぬまで続くんです。習慣になれば苦労にはならないんですよ。

    売上をアップさせるには毎日の積み重ね。大変なようですが習慣化するまでの苦労ですので、やると決めたことは続けましょう!

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登録者が5万件を突破した無料決済サービス「SPIKE」/ダイエットサプリに措置命令 | ネットショップ担当者フォーラム 2015年2月13日~19日の週間人気記事ランキング

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