鳥栖 剛[執筆] 9:00

中古ブランド販売を手がける大黒屋は6月20日、グローバル市場の開拓に着手すると発表した。

海外展開はグローバル決済プラットフォーム「Stripe」を導入。オーストラリア・ブラジル・カナダ・香港・インド・インドネシア・ケニア・マレーシア・メキシコ・ニュージーランド・フィリピン・サウジアラビア・シンガポール・南アフリカ・スイス・タイ・アラブ首長国連邦・英国・米国・日本などを含めた20か国以上でのグローバル販売を実現する。

20か国以上へグローバル販売を開始する

海外顧客からの新規年間粗収益は2億2500万~4億5000万円(約145万~290万米ドル)を見込む。コンバージョン率の向上とカート離脱率の減少も踏まえると、年間3000万~1億円(約19万~65万米ドル)の追加利益も生じると試算する。2年目以降はその規模と精度を向上させ、より高い収益をめざすとしている。

初年度から最大4億円の収益増を想定

また、「Stripe」の導入を通じて、大黒屋では、送料、手数料、通貨における計算や、詐欺対策などの作業を外部に委託せず、自社内で一括して管理する体制の構築を実現するとしている。

海外販売におけるこれまでの機会損失要因をStripe導入で払拭する

「Stripe」の導入によって期待されるメリットとして、大黒屋は次の項目をあげている。

大黒屋ではStripeの各機能を評価
  • ローカライズされた決済
    • 消費者は価格と支払いを好みの言語や通貨で確認でき、日本円で決済される。
  • 世界的な信頼の獲得
    • Stripeのセキュリティとブランド認知度で、購入者の懸念と不安を軽減、取引におけるグローバルな信頼を獲得する。
  • シームレスな決済
    • モバイルウォレットと自動入力決済オプションに最適化された決済を実現できる。
  • 日本限定在庫へのアクセス
    • 再販業者、プロキシ、サードパーティの購入サービスは不要。顧客はStripeを通じて大黒屋から直接購入できる。
  • 透明性の高いコスト
    • 税金、送料等を事前に表示できるため、配送時の手間や確認作業を軽減できる。
  • 国を横断した直接的な取引
    • 国ごとに分断されたサイトやブランドはない。公式グローバルストアは1つ。.us/.eu/.cn/.krといった各バージョンを個別に操作する必要はなく、単一のグローバルストアで、一貫した価格設定を実現する。
  • リアルタイムの注文確認
    • 即時の確認メールと追跡機能の統合により、リアルタイムの注文確認を実現する。
  • グローバル配送サポート
    • エンドツーエンドの配送状況が可視化される国際的な配送業者との連携を実現する。
  • 高い安全性
    • 安全な決済取引、明快なサポート管理、そしてStripe によるコンプライアンス対応と不正防止機能を備えた越境決済により、高い安全性を担保する。
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