渡部 和章 2017/3/24 9:00

公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)は3月23日、都道府県ごとに住民の通販利用額の多さなどを独自に評価しランキング化した「ジャドマ通販大賞ランキング」を発表した。大賞は福島県、2位は千葉県、3位は高知県。

「ジャドマ通販大賞ランキング」は、JADMAが都道府県ごとの通販の利用実態を把握するために実施した「ジャドマ県民通販大調査」における企画の1つ。通販の利用率や利用金額、商品ジャンル別の購入額など9つの指標を調査して順位をつけた。

福島県は総合力で首位

1位の福島県は312ポイントを獲得。9項目の中で1位はなかったものの、年間の通販利用金額を聞いた「通販大好き県」で8位、ファッション関連の通販利用額を聞いた「通販でおしゃれ県」で6位、家電の購入額を聞いた「家電ネット通販県」で3位だったほか、全項目で20位以内に入るなど、総合力で他県に勝った。

日本通信販売協会が実施した「ジャドマ通販大賞ランキング」で福島県が1位

福島県の総合評価(画像は編集部が「県民通販大調査」からキャプチャ)

2位は300ポイントを獲得した千葉県。「通販でおしゃれ県」で1位、「通販大好き県」で2位、化粧品や美容品の購入額を聞いた「通販で美人県」で2位になるなど、複数の項目で上位に入っている。

日本通信販売協会が実施した「ジャドマ通販大賞ランキング」で千葉県が2位

千葉県の総合評価(画像は編集部が「県民通販大調査」からキャプチャ)

3位の高知県は各項目で上位に入り、277ポイントを獲得した。

日本通信販売協会が実施した「ジャドマ通販大賞ランキング」で高知県が3位

高知県の総合評価(画像は編集部が「県民通販大調査」からキャプチャ)

「ジャドマ県民通販大調査」に携わった県民性研究者の矢野新一氏は、福島県が「家電ネット通販県」や「通販でおしゃれ県」の上位だったことについて、「新しいものやファッションに関心が高い人が多いからだといえる」と指摘。特に郡山以南の中通り南部は、江戸時代から「進取の気性(積極的に新しい物事に取り組んでいこうという気質)」に富むと言われていることを挙げ、「今でも東京志向が強く、東京では今何が流行っているのかと関心を寄せる人が多いのでしょう」などと分析している。

日本通信販売協会が実施した「ジャドマ通販大賞ランキング」のランキング

日本通信販売協会が実施した「ジャドマ通販大賞ランキング」

調査概要

  • 実施時期:2016年9月9日~9月13日
  • 調査手法:インターネット調査
  • 調査対象:全国の20代~60代、および直近1年で通販を利用したことがある男女1万人(各県200人ずつ、一部人口が多い都道府県は300人)
  • ジャドマ通販大賞ランキングについて
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