電話によるアウトバウンドの業務やノウハウをシステム化して提供、テモナとスタークス

導入先企業のアウトバウンド業務を効率化し、受注率の効果を引き上げる

瀧川 正実

2014年8月8日 17:34

通販・EC支援のテモナとスタークスは8月18日、電話によるアウトバウンドマーケティングに関する新サービスの提供を始める。アウトバウンドによる架電(電話をかけること)先リストを分析機能などを基に自動作成し、コールセンターで行われていたアウトバウンドに関する業務やノウハウをシステム化。導入先企業のアウトバウンド業務を効率化し、受注率の効果を引き上げる。通販業界初の定期通販特価のアウトバウンドツールという。

機能の名称は「たまごテレマ」で、「たまごリピート」とデータを自動連携して日常業務を改善。搭載したアウトバンド最適化機能で受注率の向上を目指すもの。

「たまごリピートとの定期機能を使いたいが、アウトバウンドでの受注が多いため今のシステムを変えるができない」「たまごリピートと別のアウトバウンドシステムを併用しているが、データの引き渡しに手間がかかる」といった声を基に開発した。リピート通販・EC用のシステム「たまごリピート」の拡張機能として提供する。

「たまごテレマ」は「たまごリピート」の集計・分析機能を活用してリストを自動作成。架電リストを作成する際に、「最終購入日」「購入回数」「LTV」で優先順位を設定。オペレーターに割り振る際に、「受注回数」「受注金額」「架電件数」で優先順位が決定できる。架電時に「最終購入の時期」「LTV」「購入回数」「注文の発送予定日」といった順番を指定し、効率的・効果的にアウトバウンドマーケティングが実行できるアウトバウンド最適化機能を搭載した。

割り振ったリストに対し、注文状況や時間帯、架電履歴に応じて期待値の高い顧客を抽出。期待値の高い顧客を成績が高いオペレーターが担当することで、受注効率を引き上げることができるという。

「たまごリピート」の既存機能と組み合わせることで、お試し商品から定期商品への引き上げを図るステップコール、定期注文の継続率を上げるフォローコールなどが効率的にできるようになる。

初期費用は4万9800円で、月額費用3万9800円。「たまごリピート」同時申し込みは初期費用無料。2014年中に100社の導入を目指している。

   

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