三陽商会が生活雑貨の取扱スタート、モール型で「総合ファッションカンパニーめざす」
モール型のサービスを展開することで「SANYO iStore」の品ぞろえを拡充
三陽商会は9月10日、公式オンラインショップ「SANYO iStore(サンヨー・アイストア)」で生活雑貨の取り扱いを開始した。
自社ブランド以外のキッチン家電や時計、ヨガマットなどを販売。今後はインテリアや寝具、化粧品なども取り扱う計画。
「SANYO iStore」の中に、仕入れ商品を販売する「BUYER'S COLLECTION(バイヤーズコレクション)」を開設した。三陽商会のバイヤーが品質やデザイン性にこだわって商品を選定しているという。
9月10日時点の「BUYER'S COLLECTION」の取扱商品は、衣類やバッグ、時計、キッチン家電、食器類、タンプラー、ヨガマットなど約150品目。
モール型のサービスを展開することで「SANYO iStore」の品ぞろえを拡充。サイトの知名度を高めるとともに、既存顧客の訪問頻度の向上を図る。
新たな商品の提供を通し、「総合ファッションカンパニー」への進化をめざすとしている。
2019年度にEC売上高80億円を計画
三陽商会は2017年2月に発表した中期経営計画において、成長戦略の1つとして「SANYO iStore」を活用したモール型のプラットフォームビジネスの展開を掲げた。
EC売上高を2016年の42億円から、2019年に80億円に拡大する計画を発表。EC専用商材の仕入れ枠の拡充や「SANYO iStore」の機能拡充などに取り組む方針を示した。
2017年12月期のEC売上高は前期比20%増の50億円。自社ECが37億円、外部のECモールが13億円だった。
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