ホームセンター大手のコーナン商事は12月10日、家具ECおよびインテリア雑貨EC企業を傘下に持つI'nTホールディングスの全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。株式は、アント・キャピタル・パートナーズが運営するアント・ブリッジ5号A投資事業有限責任組合から取得する。
I'nTホールディングスの子会社化は、コーナン商事の第4次中期経営計画における重点戦略「ECと店舗の連携」を加速させるもの。コーナン商事が持つ商品企画力や販売力、物流ノウハウ、I'nTホールディングスのEC事業基盤を融合させ、グループ全体の成長力の底上げとシナジー創出をめざす。
株式譲渡契約は11月26日に締結済み、実行日は12月26日を予定している。取得価額は非公表。子会社化による2026年2月期の連結業績への影響は軽微としている。
I'nTホールディングスは、インテリア・家具を中心としたEC専業子会社2社を統括する持ち株会社。商品企画力と販売促進力を強みとする。2025年5月期の連結売上高は71億6700万円だった。
傘下にはラグ・カーペットなどインテリア関連用品の企画・製造・卸売りやECサイト「びっくりカーペット」を運営するグラムスタイルと、家具を中心としたインテリア用品の企画・ECサイト「家具350」を運営するイーナの2社がある。
グラムスタイルの2025年7月期売上高は38億3900万円。イーナの2025年5月期純利益は4616万円の赤字(前年同期は1663万円の赤字)。 なお、イーナについては、アント・キャピタル・パートナーズが2024年4月26日付で、運営するアント・ブリッジ5号A投資事業有限責任組合が保有するイーナの普通株式全株をジャフコグループが管理・運営のファンド(ジャフコBO7投資事業有限責任組合およびジャフコSV7-S投資事業有限責任組合)に譲渡。ただ、譲渡はWeb広告代理店事業のみが対象となり、イーナの家具EC事業は2024年4月25日に新設分社型分割で切り出され、譲渡対象外となった。家具EC事業はアント・キャピタル・パートナーズと運営ファンドによる支援が継続されていた。