AI利用経験は43%、活用目的は「情報検索・ニュース把握」「学習・自己啓発」「創作・エンタメ」が上位

JEITAの調査によると、AI利用経験者は43%、20代では61%に達した。活用目的は「情報検索・ニュース把握」が最多で、PCはAI活用に適したデバイスと認識されていた。

鳥栖 剛[執筆]

10:00

一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)のPC・タブレット事業委員会は3月27日、一般ユーザーにおけるAI活用状況に関する調査結果を公表した。調査によると、AIの利用経験者は全体の43%で、20代では61%に達した。AIに対する信頼度は62%、満足度は69%と、一定の評価を得ている。

AI利用経験は43%、活用目的は「情報検索・ニュース把握」「学習・自己啓発」「創作・エンタメ」が上位
AIの利用経験率は若年層ほど高い傾向に

AI利用目的は「情報検索」がトップ

AIの利用目的は、「情報検索・ニュース把握」(52%)が最も高く、「学習・自己啓発」(30.2%)、「創作・エンタメ」(22.5%)、「日常タスクの効率化」(22.4%)が続いた。

AI利用経験は43%、活用目的は「情報検索・ニュース把握」「学習・自己啓発」「創作・エンタメ」が上位
AI利用目的は「情報検索・ニュース把握」がトップ

活用意向は58%、PCリテラシーが高いほど意欲も上昇

AIの活用意向について、「活用したい」「やや活用したい」の合計が58%だった。PCリテラシーが高いほど活用意向も上昇する傾向があり、上級者では77%に達した。

AI利用経験は43%、活用目的は「情報検索・ニュース把握」「学習・自己啓発」「創作・エンタメ」が上位
活用意向は58%、PCリテラシーが高いほど意欲も高く

活用したい理由として、「勉強や調べ物を効率的・より深く行いたい」(53%)、「日常生活をもっと便利・快適にしたい」(52%)、「解決できない問題のヒントが欲しい」(51%)などが上位に挙がった。また、「文章作成やコミュニケーションを支援してほしい」(36%)も多く、PCとの親和性が高い用途が目立った。

AI利用経験は43%、活用目的は「情報検索・ニュース把握」「学習・自己啓発」「創作・エンタメ」が上位
活用したい理由トップは「勉強や調べ物を効率的・より深く行いたい」

AIは情報検索や学習支援にとどまらず、日常の課題解決ツールとして浸透しつつある。

信頼度62%、一方で不安も42%

AIに対する信頼度は、「信頼している」「やや信頼している」の合計で62%だった。

AI利用経験は43%、活用目的は「情報検索・ニュース把握」「学習・自己啓発」「創作・エンタメ」が上位
AIに対する信頼度

また、「満足」「やや満足」は計69%と、信頼度を上回った。

AI利用経験は43%、活用目的は「情報検索・ニュース把握」「学習・自己啓発」「創作・エンタメ」が上位
AIに対する満足度

一方、「不安」「やや不安」と感じている割合は計42%だった。

AI利用経験は43%、活用目的は「情報検索・ニュース把握」「学習・自己啓発」「創作・エンタメ」が上位
AIに対する不安度

不安の理由としては、「誤った情報が提供される可能性」(69%)が最多で、PC初級者では77%に達した。次いで「AI技術の悪用」(48%)、「AIへの過度な依存による能力低下」(43%)、「プライバシーや個人情報の取り扱い」(42%)が続いた。

AI利用経験は43%、活用目的は「情報検索・ニュース把握」「学習・自己啓発」「創作・エンタメ」が上位
生成AIのハルシネーション(誤情報生成)が不安な理由トップ

こうした背景から、生成AIのハルシネーション(誤情報生成)リスクを踏まえ、「複数回の質問」「別表現での再質問」「出典確認」といったユーザー側の確認行動の重要性も示唆された。

AI活用デバイスはPCがトップ

AI活用に適したデバイスとしては、「パソコン」が69%でトップ、「スマートフォン」が66%で続いた。特にPC上級者では「パソコン」が80%となり、「スマートフォン」(69%)を11ポイント上回った。

AI利用経験は43%、活用目的は「情報検索・ニュース把握」「学習・自己啓発」「創作・エンタメ」が上位
AI活用デバイスはPCがトップ

JEITAは、画面の見やすさや入力操作のしやすさが、AI活用時のPC評価につながっていると分析している。

PCトラブル解決でもAI活用が進展

PCトラブルの対処方法としては、「ネットで検索」(61%)が最も多く、「AIに聞く」は全体で4位(15%)だった。一方、PC上級者では2位(27%)に入った。

AI利用経験は43%、活用目的は「情報検索・ニュース把握」「学習・自己啓発」「創作・エンタメ」が上位
PCトラブル解決でもAI活用が進展

対処方法の有用性では、「AI」が90.4%と最も高く、「家族・友人・知人」(89%)を上回った。AIがサポート窓口や検索の代替・補完として機能し始めていることがうかがえる。

AI利用経験は43%、活用目的は「情報検索・ニュース把握」「学習・自己啓発」「創作・エンタメ」が上位
AIのお役立ち度は90.4%に

AIで解決できたトラブルは、「Wi-Fiに接続できない/不安定」(36%)が最多で、「動作が重い/フリーズする」(28%)、「ネットワーク接続できない/速度が遅い」(26%)が続いた。

AI利用経験は43%、活用目的は「情報検索・ニュース把握」「学習・自己啓発」「創作・エンタメ」が上位
AIで解決できたトラブル

トラブル対応への満足度は、「満足」「やや満足」の合計で90%に達し、不満はごく少数にとどまった。

AI利用経験は43%、活用目的は「情報検索・ニュース把握」「学習・自己啓発」「創作・エンタメ」が上位
トラブル対応への満足度

調査概要

  • 調査タイトル:AI活用状況に関するアンケート調査
  • 調査委託先:マクロミル株式会社
  • 調査手法:インターネットリサーチ
  • 有効回答数:〈事前調査〉1万サンプル、〈本調査〉1236サンプル
  • 調査時期:〈事前調査〉2025年10月30日~11月2日、〈本調査〉2025年10月31日~11月2日
この記事のキーワード

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

サステナブルな付加価値を「利益」につなげる新時代の成長戦略。Amazon提供の「Climate Pledge Friendly」プログラムの全貌+事業者のメリットを詳しく解説 2月24日 7:00 EC売上250億円規模のアルペンが語るOMOの裏側 ―ECシステム刷新、メディアコマース転換、評価制度 2月4日 8:00 AI時代を勝ち抜くEC戦略。レガシーシステムから脱却し、「Shopify」で実現するPDCA高速化とイノベーション 2025年12月23日 7:00 「声のする方に、進化する。」会社全体最適を目標とするワークマンの「補完型EC」 が実践する「レビューマーケティング3.0」とは? 2025年12月17日 7:00 「所有から利用へ」の潮流をAIで勝ち抜く。事例で学ぶレンタル・リユースビジネスの成功法則とEC構築術 2025年12月16日 7:00 「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 2025年11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 2025年10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 2025年10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 2025年10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 2025年9月29日 8:00