広告などの「No.1表示」は好印象?それとも悪印象? 購買意欲の喚起につながる?
マクロミルはこのほど、商品やサービスの広告などに「No.1」「第1位」「世界初」「日本一」などと表示する、いわゆる「No.1表示」に関する消費者意識調査を実施した。20~69歳の男女計1000人に対し、「No.1表示」に抱く印象や、購入意欲への影響などを質問し、結果をまとめた。
「No.1表示」への接触頻度を聞いたところ、「週に何度も見聞きしている」は36.0%、「月に数回見聞きしている」は35.5%、「過去に何度か見聞きしてたことがある程度」は16.7%、「ほとんど見聞きしたことがない」は11.8%。月に数回以上の頻度で「No.1表示」に接触している消費者は7割を超えた。
「No.1表示」を見聞きしたとき、対象の商品やサービス対して抱く印象を聞いた。「好感を持つことが多い」は16.8%、「好感を持つこともあれば、不快感を持つこともある」は54.1%、「不快感を持つことが多い」は13.6%、「特に何も感じない」は15.5%。
5割以上が「交換を持つこともあれば、不快感を持つこともある」
「No.1表示」を見聞きした際に、どのような印象を持ったか「好印象」と「悪印象」それぞれで質問した(複数回答)。
好印象の上位5項目は「人気がある」(27.0%)、「流行っている」(25.1%)、「期待できそう」(22.2%)、「宣伝が上手い」(21.0%)、「勢いがある」(20.6%)。
「悪印象」の上位5項目は「信ぴょう性に欠ける」(41.6%)、「うさんくさい」(40.8%)、「売り込まれているように感じる」(37.5%)、「押し付けがましい」(31.5%)、「企業の自己満足」(24.3%)だった。
「購買意欲に影響する」43%
「No.1表示」が購買意欲に影響するか聞いたところ、「かなり影響する」は5.5%、「やや影響する」は37.5%で、合計43.0%が影響すると答えた。「あまり影響しない」は42.5%、「まったく影響しない」は16.6%だった。
年齢層別では20代が「かなり影響する」「やや影響する」と答えた割合が高く、合計で54.9%だった。
調査概要
- 調査名:「No.1表示」の広告等に関する意識調査
- 調査主体:マクロミル
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査対象:全国20~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
- 割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計1000サンプル
- 調査期間:2019年2月13日(水)