瀧川 正実 2023/10/19 9:00

ECプラットフォーム「ecforce(イーシー・フォース)」のSUPER STUDIOは10月17日、店舗予約・顧客管理システム「ecforce check(イーシーフォース・チェック)」の提供を開始した。

「ecforce check」は、実店舗やオンラインサービスを運営する事業者向けの予約・顧客管理システムで、店舗予約とECサイトで取得する顧客情報をデータベースとして一元化することが可能。来店者と購入者が分断されていた店舗の利用予約からEC購入までを、シームレスに連携できるようになる。

また、EC特化型MAツール「ecforce ma」などecforce関連サービスを活用することで、顧客に合わせたCRM施策を実施、実店舗でのサービス提供からECによるクロスセルを実現できる。

ECプラットフォーム「ecforce(イーシー・フォース)」のSUPER STUDIOは10月17日、店舗予約・顧客管理システム「ecforce check(イーシーフォース・チェック)」の提供を開始
「ecforce check」の仕組み

「ecforce check」は、主にオンラインで薬の処方や美容関連商品の販売を検討するクリニックのほか、店舗の味を自宅でも体験できる食品・調味料のEC販売を検討する飲食店などでの利用を想定している。

β版の段階ではクリニックのオンラインサービスや、店舗のサブスクリプションサービスを展開する事業者から引き合いがあったという。

オフライン市場へ本格進出方針も発表

SUPER STUDIOは2022年、「次世代EC構想」を発表。これまで、「ecforce ma」の開発・リリース、初のリアル店舗である次世代型ショップ「THE [ ] STORE」のオープンなどを進めてきた。「ecforce check」の提供を機に、「ecforce」を統合コマースプラットフォームとして本格的にオフライン市場へ進出する。

オフライン市場への本格進出に関連して、三井不動産とグローバル・ブレインが共同で運営するスタートアップ投資事業「31VENTURES-グローバル・ブレイン-グロースI事業」、あおぞら企業投資、QRインベストメントなどを引受先とした第三者割当増資により、約14億円の追加資金を調達した。SURPER STUDIOのエクイティ性資金による累計資金調達額は約84億円。

調達資金は、プロダクト開発やコンサルティングチームの強化、エンジニアやセールスをはじめとした各職種の採用強化などに投資する。

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