パルがインフルエンサーの個性を引き継ぐAIチャットをリリース。本人さながらの対話を実現
ファッションブランド「CIAOPANIC」「PAPILLONNER」などのパルは、顧客がインフルエンサースタッフのAIとチャットできる「ファッションメイト」の提供を始めた。
AIの生成元はパルで活躍するインフルエンサースタッフで、本人さながらの顧客コミュニケーションや投稿を実現。期間限定で運用をスタートしている。
AIが人間さながらの顧客コミュニケーション
「ファッションメイト」は、生成元となるインフルエンサースタッフのInstagramに投稿されたデータを分析・学習し、価値観、ライフスタイル、好み、表現手法を理解。インフルエンサー本人と会話しているような顧客コミュニケーションや投稿を実現するという。
顧客には、インフルエンサースタッフとコミュケーションしているような感覚を提供。「ファッションメイト」での対話を通じてファッションに関する相談や新しい商品を見つける機会を創出する。
「ファッションメイト」は、マーケティング支援事業のAIQ(アイキュー)と協業して開発した。
「ファッションメイト」は、10月19日から31日まで実施するセール企画「秋のパルクロウィーク」で展開。13人のインフルエンサースタッフを生成元とするAIチャットを試せる。
人材の個性を引き継ぐAIの開発を追求
パルとAIQは今後、人と同じコミュニケーションをするAIの開発を目的とした研究プロジェクト「デジタルメイトLabo」を推進する。
AIQが特許技術として持つ、人の好みなどのインサイトを可視化するプロファイリングAIのデータ、生成AIを組み合わせて活用することで、生成元となる人材の個性やキャラクターを引き継ぐ「デジタルメイト」の研究を続ける。
「デジタルメイト」はAIを用いて疑似人格を確率して対話を可能にするサービス。アパレル、化粧品、インテリアといった「人の個性や嗜(し)好が強く好きに結びつく」場面での活用が期待される。