東証プロマーケット市場に新規上場する単品リピート通販の「RAVIPA」とは
女性向けの育毛剤や美容液などの単品リピート通販事業を展開しているRAVIPA(ラヴィパ)は1月25日、東京証券取引所プロマーケット市場へ株式を上場する。1月11日に新規上場が承認された。
RAVIPAは2017年12月、代表取締役の新井亨氏がネット通販会社として設立。現在の資本金は990万円。通販事業を中心に通販事業者向けコールセンター事業、通販事業者向けコンサルティング事業、飲食事業を手がける。
- 通販事業……女性用育毛剤「Hairmore」の企画販売、美容液「ASHADA」の企画販売
- コールセンター事業……通販事業者向けコールセンター業務の受託
- コンサルティング事業……サブスクD2Cの教育コンテンツ販売、通販事業の運営コンサルティング受託
- 飲食事業……Cafe業態1店舗、ラーメン店1店舗、洋食レストラン2店舗
新井代表自身が設立したコールセンター業務のTelemarketing One、通販コンサルティングのサブスクD2C総研を2021年11月にRAVIPAが買収して子会社化。RAVIPA、Telemarketing One、サブスクD2C総研でグループを構成している。
2022年11月期連結業績は、売上高が10億3100万円、営業利益400万円、経常利益3900万円、当期損失1600万円。RAVIPAの個別業績は売上高が前期比3.9%増の9億1200万円、経常利益は同95.7%減の400万円、当期損失4100万円だった。
セグメント業績は、通販事業が売上高7億5800万円、セグメント利益は1億5400万円。コールセンター事業は売上高が9000万円、セグメント利益は2000万円。コンサルティング事業の売上高は3800万円、セグメント利益は1000万円、飲食事業の売上高は1億4400万円、セグメント損失が6600万円となっている。
通販事業の主力商品は女性用育毛剤「Hairmore」と美容液「ASHADA」。メインターゲットは40~60代の女性で、自社ECサイトや大手ECモールに出店して販売している。累計顧客数は2023年5月末時点で約30万人で、このうちアクティブ会員数は約1万5000人。主力商品の女性用育毛剤「Hairmore」は連結売上高の約61%を占めている。