石田 麻琴[執筆] 8:00

納期と品質を担保しなければならない以上、仕事は「憂鬱」であることが当たり前だと思います。コンテンツ制作も資料作成も、時には「気が向かない」「手が動かない」ことがあるでしょう。そんなとき、自分自身のメンタルコントロールができれば、上手く状況を切り抜けられるのではないでしょうか。

どの仕事でも一緒の取り組み方

コンテンツ制作における完璧主義とのつき合い方 | まてぃさん.どっとこむ
https://matty3.com/perfectionism/

「いいものをつくれば売れる」
「完璧な内容を目指すべき」

そう信じて疑わなかった時期もありました。でも、それはただの思い込みです。完璧だから売れるわけではないし、時間をかけた分だけコストがかかります。なにより、売りどきを逃します。

(中略)

完璧主義がもたらす最大の問題は、機会損失です。いち早く世に出して改善を重ねたほうが、利益を得る機会は増えますし、結果としてユーザーに求められる「いいコンテンツ」になりやすいです。

情報発信をするとき、まず前提として「商機を逃さない」ことが大切ですよね。

「いいものを作れば売れる」「完璧な内容をめざすべき」と思って時間をかけてしまうのは、実は自分に対する言い訳。商機を逃してしまったら、すべてが水の泡になってしまうわけです。

しかも、商機というのは一気に現れて、一気に下がっていく。「瞬間最大風速」を逃せば、果実はすっかりなくなっています。

Webコンテンツは、紙の印刷物と違って、公開してもあとから修正ができます。ですから、コンテンツはとにかくまず公開。その後、必要があれば修正する。そのサイクルにしています。完璧を目指して公開を遅らせるより、まず公開して改善を重ねるほうが大事だからです。

(中略)

完璧を目指すことが必要なこともあります。掲載内容に関する事実確認、数値の正確さ、基本的な表記の統一です。それ以外の部分は改善可能と割り切ることで、よりすばやく、フットワークの軽い情報発信が可能になります。

なにより覚えておきたいのは、コンテンツがいいかどうかを決めるのは、ユーザーです。つくる側ではないのです。

私自身も「ネットショップ担当者フォーラム」の連載や、他メディアへの寄稿、自社のコラムなど、コンテンツの執筆をする際に手が動かなくなることがあります。その時に必ず思うことは、「この原稿をそのまま出すわけではないのだから、まずは書き出そう」です。

「いずれにせよ入稿前に見直しをするのだから、まずは終わらせよう」という意味なのですが、この考え方を実現するためには「余裕をもった時間管理」が必要になります。まず全体を作って、後から改善を繰り返す。一発で「いいモノ」を作るなんて、できるわけがありません。

要チェック記事

「1155円」「957円」頭のいい人なら気づく"法則" | 東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/855505

サイゼリアの価格改定が面白かったのでピックアップ。ちなみに私は「1155円」「957円」にピンときませんでした。

EC支援会社から自社直販、新規事業、制作、ブランド事業など幅広いフィールドでの活躍を求めて転職した4人に聞く「コマースメディア」を選んだ理由 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/13456

ECのキャリアがある人が、転職してもEC業界を選んでくれるとなんかうれしい。業界の土台ができてきている気がします。

“選ぶ”から“出会う”へ!クランドの商品企画とデザイン哲学と酒ガチャが生む購入体験 | コマースプラス
https://commerceplus.jp/kurand/

水族館のようなラベルの日本酒が素敵! 飲むだけではなく、なんだか「家にコレクションしたくなる」お酒ですね。

鉄フライパンを6万個以上売り上げた〝小さな町工場の復活劇〟【藤田金属】 | note | トラストバンク地域創生ラボ【公式】
https://note.com/tb_regional_labo/n/nf99643a408a1

皆さんが集まっている写真や工場&ショールームの外観を見ると、世代交代とリブランディングが進んでいるのがわかります。

AI時代にB2Bマーケターは生き残れるか? 庭山一郎氏が語る日本のB2Bマーケティングに潜む根深い問題 | Agenda note
https://agenda-note.com/brands/detail/id=6385

日本に「BtoBマーケティング」という言葉がなかった頃から、ずっと継続されてきた庭山氏の発言には重みがあります。

「“イチローの考え方は古い”という人がいると思いますが…」イチローが語ったデータ重視野球への疑問「松井秀喜がいてくれたことが最大の要因」 | NumberWeb
https://number.bunshun.jp/articles/-/864716

イチロー氏レベルになると何を言っても考えさせられる。要は「当たり前を常に疑え」ってことなんだろうな、と理解しました。

今週の名言

DeNA南場智子が語る「AI時代の会社経営と成長戦略」全文書き起こし | フルスイング
https://fullswing.dena.com/archives/100153/

AIが指示通りに動いてくれるという未来にも、やはり起点は人間であると思います。物事を起こす意思を持っているということ、夢中になる力、欲求を持つ、欲望を持つ、こういうことがどんどん重要になるんじゃないでしょうか。仕事がどんどん濃くなりますから。薄い仕事は全部コンピュータ任せとなるので、私はこういった意志、「起点力」というものがすごく重要になると思います。

AIの登場により、我々は知識と表現を分けられるようになりました。

これまでは知識やアイデアを想像したとしても、それを表現する時間や労力というコストが必要でした。しかし、AIは表現を容易にカバーしてくれます。だからこそ、これからは想像し続けることができる力、南場氏の言う「意思・夢中になる力・欲求」が重要になるわけです。

今の時代にホーキング博士が生きていたら、AIを使って信じられない表現をたくさん生んでくれたのでしょうね。

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