アスクル倉庫の資産価値は火災前で121億円、実質損失額は78億円か
火災間の倉庫の帳簿価格は、有形固定資産(95億6600万円)、ソフトウェア(6000万円)、たな卸資産(25億1700万円)
アスクルは2月28日、法人向けとBtoC向けネット通販サービス「LOHACO(ロハコ)」の東日本エリアの物流拠点「ASKUL Logi PARK 首都圏」(埼玉県入間郡三芳町)の資産価値は、火災発生前までで121億4300万円だったと発表した。
有形固定資産(95億6600万円)、ソフトウェア(6000万円)、たな卸資産(25億1700万円)を合算した数値。有形固定資産、ソフトウェアは1月20日現在、たな卸資産は2月16日現在のシステム上の帳簿価額になる。
今回の火災による保険の支払限度額は、火災保険が25億円、運送保険は21億1100万円。保険金が満額支払われた場合、損失額は78億3200万円になる。
なお、アスクルは安心・安全を確保するための調査費用など、品ぞろえ・配送サービスの滞りによる売上高・利益への影響、サービスレベル回復のための物流一時費用などが確定できていないとしている。
「ASKUL Logi PARK 首都圏」は2013年に稼働。「ロハコ」事業の拡大に向けて土地取得や建物を自社投資したアスクルの“自社物流センター”だった。総投資額は約200億円。当時では日本初となる自動梱包機を導入するなど、設備投資にも数十億円を投じていた。
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