シューズブランド「ORiental TRaffic(オリエンタルトラフィック)」や「卑弥呼」を展開するダブルエーの2026年1月期連結EC売上高は、前期比約13.6%増の67億円だった。EC化率は2.9ポイント上昇し28.8%。
ダブルエー単体のEC売上高は前期比9.6%増の48億600万円で、単体のEC化率は1.3ポイント増の26.9%。期中には新たに4店舗のECサイトを出店するなど、販路拡大を進めた。
ダブルエーは2026年1月期を最終年度とする中期経営計画において、「店舗とオンラインストアのシナジー強化」を成長戦略に掲げてきた。ショールーム機能を持つフラッグシップショップの出店により実店舗の体験価値を高める一方で、EC限定商品の展開でオンライン販売を強化。ECモール「andST」への出店やインフルエンサーとのコラボ施策も奏功した。
今後も未出店地域に対しての新店舗出店を進め、ショールーム的な位置付けとしてオンライン販売につなげたる。またオンライン限定商品やインフルエンサーコラボ商品などを継続。そのほか機能性商品の開発強化や生産拠点の多様化も進める。
連結業績は増収減益、コスト増が利益を圧迫
2026年1月期連結業績は、売上高が前期比2.3%増となる233億2700万円の増収だった一方、営業利益は同36.2%減の10億6600万円、経常利益は同25.2%減の11億8700万円、当期純利益は同31.0%減の6億8800万円と減益だった。
好立地への出店拡大やオンライン販売の強化、事業譲受による店舗数の増加、EC専用商品の拡充などが寄与し売上は伸長。一方で、賃上げによる人件費増、エネルギー価格高騰や円安による仕入原価・物流費の上昇、店舗統廃合コスト、譲受事業の赤字、香港子会社の業績低迷などが利益を押し下げた。
2027年1月期は増収増益を計画、過去最高更新へ
2027年1月期の連結業績予想は、売上高が前期比5.7%増の246億6100万円、営業利益が同41.0%増の15億400万円、経常利益が同26.1%増の14億9600万円、当期純利益が同28.1%増の8億8100万円としている。
スニーカーなどの商品力強化や店舗統廃合の完了により、収益改善を見込む。第1四半期は、夏以降の需要拡大を見据えたテレビCMなどの戦略投資により一時的な赤字を想定するが、下期からの収益回復で通期の増益を計画する。
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